新型コロナウィルス感染予防のため緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出を控える自粛期間の間に経済は大きな打撃を受けました。
このままでは経済が停滞し、経営が行きゆかなくなってしまう企業が増えてしまう・・・という懸念から、経済を少しでも活性化させて盛り立てようと政府が打ち立てたのが、Go To キャンペーン。
Go To キャンペーンには、4つのカテゴリーが用意されていて、旅行のみならず、飲食やイベント参加などに補助金が出る内容となっています。
今回、予定よりも早く7/22から開始となったのが、Go To Travel キャンペーン。
(※コロナ感染拡大の影響から、東京都発着の旅行、東京都居住者の旅行には適用されません)
「いつもの半額で旅行をしよう!」がコンセプトのキャンペーンで、宿泊をするタイプの旅行でも、日帰りの旅行でも対象になり、期間中何度も利用が可能です。
ただ、日帰りの場合は条件があるので、気をつけないと同じ旅行をしても還元の対象にならない場合も。
というわけで今回は、Go To トラベルキャンペーンに日帰り個人旅行で申し込み対象外のケースについて、注意点や解決法をまとめました。
7/31追記:Go To トラベル事業部HPがようやく公開されました!
→旅行者向けサイト
→事業者向けサイト
Go To Travel キャンペーンとは?
まずは、Go To Travelキャンペーンの概要を簡単に説明します。
Go To Travelキャンペーンとは、旅行にかかった費用(主に宿泊費・交通費)が、割引とクーポンの配布で実質半額になる、というキャンペーンです。
(※コロナ感染拡大の影響から、東京都発着の旅行、東京都居住者の旅行には適用されません)
→追記9/28:東京発着の旅行、東京都居住者の旅行についても10/1より適用となります!
半額分の内訳は、7割が割引、3割が地域共通クーポン。
この地域共通クーポンをきっちり使い切れば、実質半額で旅行が楽しめる、という仕組みになっています。
地域共通クーポンに関しては、9月以降に実施開始となるため、7/22のキャンペーン開始から9月以降のクーポン配布決定までの間は、35%の現金割引やキャッシュバックのみが適用されます。
また、半額と言っても上限があり、宿泊を含む旅行の場合はひとり1泊¥20,000、日帰り旅行の場合はひとり¥10,000まで、となっています。
この上限額は、割引+クーポンを合算したものなので、実際には宿泊を含む旅行の場合はひとり1泊¥20,000(うち割引が¥14,000・クーポン¥6,000)、日帰り旅行の場合はひとり¥10,000(うち割引が¥7,000・クーポン¥1,000)となります。
また、キャンペーン対象となるための条件もあります。
宿泊を含む旅行 | 予約サイトや旅行代理店での予約 | ○ |
宿泊先のホテルや旅館で直接予約 | ○ | |
新幹線や飛行機、レンタカー、高速バスなどがセットになった旅行 | ○ | |
個人でマイカーや新幹線を利用して旅行した場合の交通費 | × | |
日帰り旅行 | 移動+レジャーをセットで予約サイトや旅行代理店での予約 | ○ |
個人で現地へ出かけて観光を楽しむ日帰り旅行 | × | |
移動のみの利用(新幹線や飛行機での帰省など) | × |
基本的に、「宿泊先やレジャー施設だけでなく、代理店や予約サイトなど旅行業全体の活性化」を目的としたキャンペーンのため、移動も含めたパック旅行になっているものだとレンタカーや飛行機代も対象になるためお得です。
Go To Travel キャンペーンの日帰り個人旅行の注意点
前項で述べたように、日帰り旅行がキャンペーンの対象になるためには、移動+体験型アクティビティーのセットプランを、予約サイトや代理店で申し込む必要があります。
要するに予約制のパックツアーのみ対象、ということになります。
個人的にマイカーや新幹線で移動し、旅先で観光し、帰ってきても、対象にはなりません。
例えば・・・
- 金券ショップや券売機で新幹線のチケットを購入
- 新幹線で観光地へ
- 観光地で半日のトレッキングツアーに参加
- 高速バスで帰宅
- マイカーで高速道路を通ってゴルフ場へ
- 半日ゴルフを満喫
- 温泉に入り、夕食を食べて、マイカーで帰宅
このような場合は、キャンペーンの対象になりません。
宿泊ありの旅行の場合は、直接予約をしたとしても宿泊代だけはキャンペーン対象になりますが、日帰りの場合はこの条件を満たさなければ何の還元もないので注意が必要です。
キャンペーンの性質上、「本人確認の重要性」があるため、きちんと予約履歴の残るタイプのツアーでないと対象にならない、というのはまぁ納得できますよね。
では、具体的にどういったスタイルの日帰り旅行であれば、キャンペーン対象になるのでしょう?
環境庁のGo To Travelキャンペーン概要によると、日帰りであっても、以下のようなパターンは対象になります。
(予約サイトや旅行代理店から予約した場合のみ)
- 往復乗車券(新幹線・在来線など)+日帰り温泉券
- 高速道路周遊パス+体験型アクティビティー(カヌー・ゴルフなど)
- 往復航空券+体験型アクティビティー(陶芸体験・釣りなど)
- 往復乗船券+旅行先でのランチ
- 高速バス往復+イチゴ狩り
- 地域周遊きっぷ+うどん店食べ歩き券
このように、移動手段と、その先でのレジャーがセットになったプランを予約すれば、キャンペーンの対象となり、実質半額(35%の割引と、15%の地域共通クーポン券)となります(還元の上限¥10,000まで)。
Go To トラベルキャンペーンの申請方法|期間はいつからいつまで?必要書類や提出場所も調査Go To Travel キャンペーン対象となる日帰り個人旅行例
日帰り旅行で、Go To Travelキャンペーンの対象となるのはパックツアーのみ。
なので、どういうパックツアーが企画されているか、旅行代理店の予約サイトなどで検索してみて、面白そうなものがあったら参加してみると良いと思います。
季節によって色々なプランがありますが、一例を挙げてみますね。
高速バスの日帰りパックツアー
- フルーツ狩り
- 温泉
- パワースポット巡り
- 食べ放題ツアー
- アウトレットでお買い物
- 神社巡り
- 花火鑑賞
(参照:HIS国内バスツアー関西発)
これまでもお得感があり人気の日帰りバスツアーですが、Go To Travelキャンペーンを利用すればさらにお得になります。
キャンペーンが始まると、それぞれの旅行代理店がどんどん「移動+レジャーの日帰りパックプラン」を企画してくれると予想されますので、チェックしてみて下さいね。
日帰りのバスツアーや列車ツアーを取り扱っている代理店・予約サイト例
- HIS・・・・日帰りのバスツアー
- びゅうトラベル・・・・列車で行く日帰り旅行
- 日本旅行・・・・バス・新幹線などでの日帰り旅行
- クラブツーリズム・・・・日帰りのバスツアー
- 近畿日本ツーリスト・・・・国内日帰り旅行
ネットで申し込めるプラン以外にも、JRや在来線の駅などによくセットプランのチラシが置いてあることがありますよね。
ちょっと気にして見てみるといいですよ!
日帰りツアーなら、そこまで遠いところまでは行けませんし、今はまだ遠距離の移動は抵抗がある・・・という方にもオススメですね。
Go To トラベルキャンペーンでお金がいくら戻るか3つの事例で検証してみた|宿泊と日帰り例以上、日帰り旅行を個人旅行で行う場合に、Go To Travelキャンペーンの対象外となる場合の注意点と、解決策をまとめました。
実質50%お得になる9月以降を狙っている方も多いかと思いますが、いざという時にちゃんと恩恵を受けられるように今のうちに色々と把握しておくと良さそうですね。
参考にして頂けたら幸いです。