手軽で快適なアウトドア体験ができるということで人気の高まっているグランピング。
グランピングとは?本当の意味や名前の由来|キャンプとの違いを徹底解説自然豊かな長野県はグランピングできる施設が多く、特に中信地域の白馬村はグランピングの激戦区です。
夏は避暑地として、冬はスノーリゾートのメッカとしても知られる白馬村に、大手キャンプギアメーカーのスノーピークが主催しているグランピング施設「Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN」が2019年に登場。
「キャンプの延長線上にある宿泊施設というより、最高の体験・サービスを提供するラグジュアリーリゾートホテルでありたい」というコンセプトのスノーピークの最高峰グランピングブランドとして注目されています。
そこで今回はスノーピーク主催のSnow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENのプランや料金、口コミなど徹底解説してみます!
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENってどこにある?
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENがあるのは、長野県の中でも新潟や富山に近い、白馬村の白馬・北尾根高原、白馬八方尾根の麓です。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
東京都内からは車で4時間ほどの距離。
東京駅から北陸新幹線で長野駅まで1時間30分、長野駅から車で1時間ですが、長野駅から無料の送迎サービスがあります(事前予約)。
富山市からは車で2時間、新潟市からは車で3時間なので、新幹線で行く場合は都内からの方が近いです。
最寄駅は白馬駅で、車で20分ほどの距離。白馬駅までの送迎サービスもありますよ!
*施設情報*
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- 公式HP:Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN
- 住所:〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城4487-4
- Tel:090-2524-4555
- 営業時期:宿泊は6月初旬〜11月初旬
- 滞在タイプ:テント・モバイルハウス
- 食事:夕・朝・昼つき
- 予算:テント2名利用でひとり¥77,000〜 / 泊
- 定員:2名
- 持ち込み:OK
- 子供連れ:10歳以下NG
- 駐車場:あり
- ペット:NG
- アクセス:
東京都内から車で4時間
長野駅から車で1時間(送迎サービスあり)
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENのゲストルーム
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENには、2タイプのゲストルームがあります。
- テントルーム
- 住箱スイート(1室限定)
いずれも定員は1〜2名、テント泊とモバイルハウス泊それぞれの良さが楽しめるゲストルームで、雪のないグリーンシーズン(6月初旬〜11月初旬)のみ宿泊可能となっています。
それぞれ詳しく見てみましょう。
テントルーム
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
スノーピークが FIELD SUITEの為に開発した、特別仕様のテント。
広さ50㎡のテントにはダブルサイズ(幅140㎝)のベッドが2台設置されていて、定員は1〜2名。
電源コンセントや冷蔵庫などホテルと変わらないアメニティが用意されているので、アウトドアに不慣れな人でも安心してグランピングを楽しむことができます。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
テントの外には同じく50㎡のデッキが広がっていて、屋外でくつろぐリビングスペースに。
壮大な北アルプスの自然を眺めたり、美味しい空気の中読書をしたり・・・ゆっくりと過ごせそうです。
テントルームの設備
- モーブル社製ダブルサイズベッド2台
- ラウンジテーブル(スノーピーク製IGTスリム)&チェア(スノーピーク製ローチェアショート)
- ミニバー/コーヒーセット(スノーピーク製フィールドバリスタミル&焚火台型ドリッパー)
- ハンガーラック / シンク(洗面)
- 充電用コンセント
- Wi-Fi
- レインボーストーブ(スノーピーク製・夏季以外)
テントルームのアメニティー
- タオル
- ナイトウェア
- ハブラシ
- スリッパ
- ミラー
- 虫よけスプレー
- 熊よけスプレー
テントルームの料金と時間
宿泊代金(大人2名宿泊の場合) | ひとり ¥77,000〜 |
チェックイン | 14:00〜16:00 |
チェックアウト | 〜10:00 |
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
住箱スイート
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
1室限定の住箱スイートは、スノーピークと建築家・隈研吾氏のコラボレーションで作られたモバイルハウス。
幅200cmのキングサイズベッドが備え付けてある部屋は、床暖房やエアコン、トイレ・シャワーも完備で快適に過ごすことができます。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
ベッドがら北アルプスの絶景を眺められる他、外の100㎡のデッキで自然の空気を感じながらゆっくり過ごすことも。
まさに自然の中の極上グランピング・スイートルームですね・・・!
住箱スイートの設備
- モーブル社製 シングルサイズベッド 2台
- ラウンジテーブル(スノーピーク製IGTスリム)&チェア(スノーピーク製ローチェアショート)
- ミニバー/コーヒーセット(スノーピーク製フィールドバリスタミル&焚火台型ドリッパー)
- ハンガーラック
- 充電用コンセント
- Wi-Fi
- レインボーストーブ(スノーピーク製・夏季以外)
- シャワー
- トイレ
住箱スイートのアメニティー
- タオル
- ナイトウェア
- ハブラシ
- スリッパ
- ミラー
- 虫よけスプレー
- 熊よけスプレー
住箱スイートの料金と時間
宿泊代金(大人2名宿泊の場合) | ひとり ¥93,500〜 |
チェックイン | 14:00〜16:00 |
チェックアウト | 〜10:00 |
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
どちらのゲストルームも、10歳以下の子供は宿泊することができません。
まさに大人のための極上グランピング施設という感じですね。
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENの食事
FIELD SUITEで特に力を入れているのが、食事。
豪華なディナー、朝食に加えて、チェックアウト後に持ち帰ることのできるランチパックまで用意してくれます。
しかも滞在中は一部のドリンクを除いて、アルコール・ソフトドリンクがフリードリンク。
くつろいで滞在している間に財布を持ち歩いてお金を支払わなくてもサービスが受けられるというのはスマートですよね。
FIELD SUITEでの食事について、詳しくご紹介します。
夕食
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
新進気鋭の専属シェフによる、信州・長野産食材をメインにした創作コース料理を自然の中で頂く夕食。
地産のお肉やお野菜などを、同じ土地で育ったワインと味わうことができます。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
それぞれのお料理が、そのお料理に合った信州ワインで頂けるというのは本当に贅沢ですね〜!
夕食のメニュー例
・[冷前菜] 信州の季節
ワイン:チャオチャオ ロザート サンジョヴェーゼ2018/カンティーナ リエゾー/下高井郡高山村
・[温前菜] 糸魚川産黒アワビ・ていざ茄子・からすみ
ワイン:シャルドネ オーク プレミアム2017/ノーザンアルプスヴィンヤード/大町市
・[プリモピアット] スパゲッティ サンマ シチリアーナ
ワイン:ピノノワール 2016/楠ワイナリー/須坂市
・[プリモピアット] リゾット きのこ フォアグラ
ワイン:シャトーサンサン メルロー 2015/サンサンワイナリー/塩尻市
・ザクロのギモーヴ
・[セコンドピアット] 信州産鹿ロース アンズ茸 グランブヌールソース
ワイン:ソラリス 信州カベルネソーヴィニヨン 2015/マンズワイナリー/小諸市
・[ドルチェ] 3種の長野県産ブドウ ヘーゼルナッツ トンカ豆
ワイン;紅玉デザート 2016/安曇野ワイナリー/安曇野市
焚き火バー
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
夕食の後、焚き火を囲んで食事の余韻を楽しんだり、1日のことや翌日の予定を話したり、他のお客さんやスタッフさんと交流して団欒ができる、焚き火バー。
使用料とドリンク代(一部除く)は宿泊代金に含まれているので、追加費用を気にすることもなく利用できます。
グランピング気分がより高まる焚き火バー、ぜひ利用したいですね。
朝食
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
朝日に照らされる北アルプスの山々を眺めながら、テントやモバイルハウス前のプライベートデッキで頂く、フィールドブレックファスト。
朝の気持ちの良い空気と空の下飲むモーニングコーヒーは格別ですね・・・!
ランチ
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
チェックアウト時に、お弁当スタイルのランチボックスを持たせてくれるのも、FIELD SUITEの極上サービスのひとつ。
帰りの道中で食べたり、そのまま北尾根高原でピクニックをしてから帰路につく、というのも良いですね。
オプションで、青木湖でのカヌーランチも開催するそう(日程については要問合せ)。
チェックアウトしたらもうおしまい、という宿泊施設がほとんどな中、チェックアウト後の分のサービスもしてくれるなんて贅沢感があって素敵です。
カモシカラウンジ
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
北アルプスの絶景を眺めながら、コーヒーやビールを飲んでくつろげるカモシカラウンジ。
カモシカラウンジでのドリンク代も一部を除いて宿泊代に含まれているので、14時のチェックイン後にのんびり過ごすのも良いですね。
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENのお風呂
FIELD SUITEでの宿泊では、北尾根高原の麓で湧き出る白馬八方温泉の露天風呂を利用することができます。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
アルカリ度が高く、美肌の湯と呼ばれる白馬八方温泉浸かりながら、北アルプスの山々を眺めて心も体もリフレッシュしそうですね。
また、敷地内には絶景を眺めながら白馬八方温泉のお湯で足湯ができる「絶景の足湯」があり、絶景を見ながら会話を楽しみつつ温まることができます。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENの冬の楽しみ
雪のないグリーンシーズン(6月初旬〜11月初旬)にのみ宿泊できるFIELD SUITEですが、冬の期間だけにしかできないサービスも展開しています。
食事に自信のあるFIELD SUITEが提案している冬の過ごし方をご紹介します。
グランピングディナーツアー
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
今は使われていない静かなスキー場を舞台に開催される、グランピング ディナーツアー。
スキー場などの宿泊施設まで迎えに来てくれ、そのままスキーリフトに乗って雲の中のグランピングフィールドへ向かいます。
焚き火を囲んで食前酒を頂いたら、FIELD SUITEの専属シェフによる、地元の食材を使った豪華イタリアン・フルコースを、地元のワインとカップリングさせながら頂きます。
(ワインが飲めなくても、他のドリンクもあるので大丈夫)
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
食事の後は、焚き火バーでまったりくつろいでから、スノーキャット(雪上車)に乗って、白馬村の夜景や星空を鑑賞しながら下山、という雪山と贅沢ディナーの両方が満喫できるプランです。
グランピングディナーツアーの料金と時間
料金(大人 / 12歳以下の子供) | ¥36,000 / ¥20,000 |
開催期間 | 12月中旬より、雪の具合による |
開催日 | 毎週 火・水・金・土曜日開催予定 |
滞在先お迎え | 16:15頃 |
食前酒・食事 | 16:30〜 |
下山 | 19:30 |
滞在先到着 | 20:00 |
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
住箱 -kotatsu-
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
ゲストルームとして開発された、スノーピークと建築家・隈研吾氏によるモバイルハウス・住箱を八方尾根スキー場、北尾根ゲレンデに設置。
スキー場の住箱を貸切で、こたつを囲んで各種鍋料理が楽しめるプランです。
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
開催期間 | 12月中旬より、雪の具合による |
定休日 | 月・木曜日 |
時間 | 11:00~15:00 |
定員 | 2〜4名 |
信州すきやき | 大人¥9,980 小人 ¥4,990 |
白馬しゃぶしゃぶ | 大人¥9,000 小人 ¥4,500 |
福味鶏鍋 | ¥8,000 小人 ¥4,000 |
※宿泊プランや宿泊料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
食事なしで住箱のみの利用も可能とのこと。スキーの合間の休憩所として、家族の待機場所としてなど色々用途があrそうですね。
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENのアクティビティー
せっかく自然体験のできるグランピングをするのなら、アウトドア・アクティビティーもしてみたいですよね。
FIELD SUITEで体験できるアクティビティーをまとめてみました。
森のトレイル(5月下旬~11月上旬)
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
片道30分ほど、ブナ林の中を散策する森のトレイル。
初級・中級のコースがあり、展望台からは白馬の山々の壮大な景色が臨めます。
コンシェルジュさんがガイドしながら周ってくれるツアーもあるそう。
ネイチャーフラワーパーク(7月中旬~11月上旬)
約4,600㎡の広大な敷地に、200種類以上の山野草が広がるナチュラルガーデン風のネイチャーフラワーパークがあります。
公園の中心にある、白馬三山を映しこむ鏡池は必見。
スターゲイジング(星空鑑賞)
(出典:fieldsuite-hakuba.com)
山の中のグランピング施設の夜空は格別。
満点の星空が楽しめます。
八方池トレッキング
(出典:mtlabs.co.jp)
グランピングエリアからさらにリフトを2本乗り継いだ先にある、八方尾根自然研究路をトレッキングする、往復3時間程度のコース。
標高2000mの八方池からダイナミックな北アルプスの景色を眺めたり、ランチボックスを途中で楽しんだりできます。
オプションで、専門ガイドさん付きのトレッキングも可能(有料・事前予約)。
モルゲンロートご来光
少し早起きして人だけが楽しめる、360度のパノラマご来光。
雲海が広がり、朝日が白馬三山へ届くと山が真っ赤に染まるモルゲンロートの時間は、ここでしかできない貴重な体験ですね。
頑張って早起きしてみましょう!
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENの評価・口コミ
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENの口コミを、Googleレビューや予約サイトからまとめてみました!
リフトの止まる16時以降からは貸切となり、ゆっくり楽しめます。
晴天であったこともあり、満喫できました。
かなりハイグレードな施設で、利用料金も決して安くはないですが、それでも満足したという意見が多いですね。
基本的に小さな子供が泊まれない施設ということもあり、大人向けの、特別な日を夫婦や友人、恋人と過ごしたいという人向けの、高級グランピング施設と言えるでしょう。
まとめ
今回は、スノーピークが主催している、白馬のSnow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGENをご紹介しました。
宿泊できるグリーンシーズンだけでなく、冬の間にも雪山でのグランピング・ディナーなど特別な時間が過ごせる、ハイグレードな施設です。
グランピングと一言で言っても、いろんなタイプやスタイルの施設があることがわかりますね。
大切な人との特別な時間に、参考にして頂けましたら幸いです!