手軽に快適なアウトドア体験ができることで人気のグランピング。
日本各地に、その土地の利や自然を活かし、趣向を凝らしたグランピング施設が続々とオープンしています。
特に新型コロナ感染症のパンデミック以来、アウトドア関連の事業は右肩上がり。新しく開業をするグランピング施設や、キャンプ場やホテルでグランピングサイトを設けるところも増えてきて、どの施設を選んだら良いの?と悩むことも。
毎週のようにグランピングに出かけられる環境なら、いろんな施設を試してみることができますが、なかなかそうもいきませんよね。
というわけで今回は、グランピングに行く前にどういうポイントをチェックして施設を選ぶと良いか、また実際に行く前にもチェックしておきたいことをまとめました!
グランピング施設を選ぶ時や行く前にチェックしたい*項目
ひとくちに「グランピング施設」といってもいろんなタイプがあります。
快適さを追求した、ホテル以上のサービスを目指すところもあれば、「キャンプをしたことがない人でも自然の中でのアウトドアを体験して欲しい」と、敢えて少し不自由な面を楽しめるよう考慮しているところも。
それぞれの施設オーナーさんや管理人さんのそれぞれの思いがこもって作られているグランピング施設なので、全ての人のニーズに合うとも限りません。
「できるだけ自然を近くに感じて欲しい」タイプの施設では当然虫がいたり、水回りが不便だったりします。
逆に、「ホテル並の快適さ」を謳っているところでは、便利すぎて物足りなさを感じてしまう利用者もいるでしょう。
というわけで、それぞれのグランピング施設がどんな場所にあって、どんな設備があって、どんなサービスがあるのか・・・といったことをあらかじめ把握しておくことはとっても大切です。
同時に、チェックしておきたい項目を知ることで、自分がどういうグランピングをしたいと思っているのかも見えてくるはず。
そして施設側からすると、「こういう情報はできるだけHPなどで見えるようにして欲しい」という内容かと思いますので、利用者・事業者のどちらも気にしてもらえると嬉しいです。
立地面でチェックしたいこと
まずは、立地面でチェックしたいことです。
目的の都道府県、地域にとどまらず、知っておきたいことは何でしょう?
1.近くに観光地や遊べる場所があるか
(photo:Scott Webb)
グランピングに行こう!となったとき、まず決めるのは「何県にするか」ということだと思います。
夏場、ちょっと涼しい避暑地に行こうかな・・・とか、海から近い場所がいいな・・・とかいろいろあると思いますが、グランピング施設でのアクティビティがよほど充実している場合を除いて、施設近くでどこか観光なり遊びができる場所があるかどうか、チェックしておきたいですね。
施設へのチェックイン前や、チェックアウト後に立ち寄れる場所、例えば海や川、山遊びなどの自然遊びをはじめ、アスレチックのある施設や動物園・水族館、展望台やパワースポットなどなど・・・。
家族連れなら子供の年齢に合わせて、一緒に楽しめる場所が近くにあると、より一層グランピングも楽しみになりますね。
2.近くにコンビニやスーパー、ドラッグストアがあるか
(photo:gemma)
グランピングというと、ある程度の設備やアメニティが用意してある場合が多く、手軽にアウトドア泊ができるのが魅力ですよね。
素泊まりでも利用できるグランピング施設では、食材や飲み物をどこで調達するかというのも考えておく必要があります。
食事付きでも「飲食物持ち込み可能」な施設も多いので、近くにある程度の規模のスーパーがあるかどうか、チェックしておきましょう。
また、ちょっとした忘れ物の調達や、急な頭痛などに備えて、コンビニやドラッグストアがどのくらいの距離にあるのかも把握しておきたいですね。
3.近くに温浴施設があるか
(photo:Jonathan Forage)
グランピング施設の中で温泉を利用できたりするところも増えていますが、やはり主流なのはシャワー。
汗が流せればシャワーでも全く問題ないのですが、小さな子供連れなどは一緒にシャワーを浴びるのが一苦労だったりもしますよね。
また、チェックアウト後に遊んで、帰る前にもう一風呂入りたいな、なんてことも。
施設近くにや帰り道に、日帰りで利用できる温浴施設があるかどうかチェックしておくと、ふと朝風呂に入りたいななんて時にも便利です。
4.アクセス
(photo:Matt Duncan)
車で施設まで向かう際に、高速道路を使う場合には、最寄りのICからの距離もチェックしておくと良いです。
山間の自然豊かな場所にあるグランピング施設の中には、かなりの山道を通って行かなくてはならない場所にあるところもあり、その分星空が綺麗だったり、自然を満喫できる良い施設だったりするのですが・・・、あまり険しい山道が続くと、小さな子供は車酔いを起こしてしまったりすることもあります。
Google mapなどで、高速ICからICまでの道をチェックし、どんな感じの道をたどっていくのかを把握しておくのがベストです。
大きな車の場合は車幅が大丈夫かなども不安なら問い合わせておいたほうが良いかも。
逆に、ICからの距離が近すぎると、施設までの道すがらスーパーがなかったりするので、ひとつ手前で降りるなどの工夫も必要です。
5.サイトからの景色
(photo:Allyson Beaucourt)
宿泊するグランピングサイトからの景色も気になります。
例えば富士山の近くにある施設だからといって、富士山が見えるとは限りませんよね。
山間の標高が高い場所にあっても、周りを見渡せる場所にあるとも限りません。
ニーズもいろいろで、森に囲まれて、他の景色が目に入らないようなプライベート感を望む人もいますし、夜景を楽しみにしている人もいると思います。
グランピング施設のHPでは、「〇〇を見渡す眺め」とか、「森の木々に囲まれて」とか、「〇〇の街を一望できる」など、景色についての記述が大抵あるので、公開されている情報や、口コミ、サイトマップなどを参考にしてみるのがオススメです。
6.現地の気温・気候
(photo:Ilse Orsel)
グランピング施設の多くは、山間や海辺など自然の多い場所にあります。
そういった場所では、1日の気温差が大きかったり、普段過ごしている場所と気温が大きく異なったり、風が強かったりすることが想定されますよね。
グランピング施設でのゲストルームで多く採用されているのはテントですが、Tipiテントやベルテント、ロータステントなどのコットンテントはエアコンがあってもやはり外気の影響を受けやすい傾向にあります。
また、より機密性が高く快適なドームテントで室内は快適でも、グランピングだとBBQや焚き火など屋外で過ごす時間も多いので、朝や夜の冷え込みや日中の暑さに対応できるよう、予備の衣類やブランケットなどを用意する必要があります。
利用当日の天気予報もしっかりチェックして、最高気温と最低気温がどのくらいか、また風速もどのくらいか、などを把握しておくと安心です。
7.山か海かで持ち物も違う
(photo:Lacie Slezak)
グランビングで向かう先が海方面か、山方面か、でも持ち物が変わってきますよね。
海方面であれば、海に入る予定がなくてもちょっと磯遊びをするかもしれないということで、マリンシューズや日焼け止め、水着、タオル、タモ、ゴーグルなどがあるとよいですよね。
山方面なら、夏場でも虫対策で長袖のシャツやズボン、また虫除けスプレーや虫刺され、虫取り網や籠などの用意があるといいです。
「手軽で身軽に楽しめるグランピング」とはいえ、その前後や最中に想定される環境を想像して、用意をしておくと、レジャーを一層楽しめます。
施設内に芝生の広場があったりする場合には、フリスビーやバドミントン、ラジコンなど遊べるものを用意するのもいいですし、都市部から離れていれば天体観測もできそうですね!
設備面でチェックしたいこと
次に、施設の設備面でチェックしておきたいことです。
「あると思ったのになくて不便だった」となると残念な思い出になりますが、「ないのは知ってたし、楽しめた」ならいい思い出なので、いろいろと把握しておきましょう。
物理的に「これがないと無理」という場合には別の施設を検討するきっかけにもなりますよね。
1.宿泊棟のタイプ
(photo:Espen Bierud)
グランピングでの宿泊というと、一番に思い浮かぶのはテントですよね。
テントといっても、オーソドックスなコットンテントから、より快適なドームテント、個性的な形のテント、ツリーハウスや球形テントなど、様々です。
一晩中で過ごすだけでなく、写真を撮ったり思い出に残るイベントなので、どんなテントに泊まりたいかで施設を選ぶ人も多いと思います。
よりキャンプ感を味わいたいならコットンテント、もっと快適に広々と過ごしたいならドームテントやコテージ、一度は泊まってみたいトレーラーハウス、など好みや目的によって選び分けると良さそうです。
2.宿泊棟の定員・ベッド数
(出典:yamanashi-glamping.com)
グランピングの宿泊等は、大きさによって定員が決まっています。
多くは4-5人と設定されていますが、2-3人の場合もあり、人数によっては複数棟借りないとならない場合も。
そうすると、場所の指定ができなかったり、広々とした敷地に点在するテントなどの場合は、家族やお友達グループでもけっこう離れた場所で宿泊することになってしまいます。
また、最大定員が6名となっている場合でも、ベッドは4名分、あとの2名は布団、といった区分がある場合があり、あらかじめ予測しておかないとちょっとしたトラブルになる場合も。
定員数とベッド数は確認し、例えば家族で2棟となる場合に隣同士で予約できるかなど不明な場合はお問い合わせを。
3.駐車場の場所 / 車がサイトまで入れるか
(photo:Oxana Melis)
グランピングをするにあたってチェックしたいのが、駐車場の位置や、サイトまで車で入れるかどうか。
若者のグループでは問題がなくても、小さな子供連れやベビーカー、また食材を持ち込む場合などにあまり遠かったり、道が悪かったりするとちょっと大変です。
特に素泊まりで、食材や飲み物を持参する場合には、なるべく駐車場が遠くない施設を選ぶほうが良さそうですね。
4.トイレの場所
(photo:Sung Jin Cho)
グランピング施設によっては、テントなどそれぞれのサイトにプライベートトイレが設置してあるところもありますが、共有スペースとしてトイレが設けられている場合も多いです。
小さな子供がいたりして夜間トイレに行く可能性が高い場合、トイレまでの道が舗装されていなかったり暗かったりする場合もあるので、トイレまでの距離は確認しておきたいですね。
5.シャワーかお風呂か
(photo:Chastity Cortijo)
宿泊するとすると、シャワーかお風呂を使うことになりますよね。
どちらでも特に構わない、という場合を除いて、シャワーなのかお風呂なのか、またどこにあるのか、利用時間は?など調べておくと良いです。
広大な施設だったり、近隣の温浴施設と提携している場合などは、車で数分移動しなくてはならない場合もあるので、アルコールを飲む人はどのタイミングでお風呂に行くかも計画しておかなくてはいけません。
露天風呂などを時間で区切り、予約制で貸切にしている施設もあるので、希望の時間がある場合には早めに予約しておきましょう。
6.Wifiはあるか
(photo:Bernard Hermant)
最近はグランピング施設でもWifiが繋がるところが増えていますが、全てというわけではないので、特にパソコンで作業をしたりスマホをよく使う人はチェックしておきましょう。
管理棟のみ使用可能、とか、全てのゲストルームに完備、などの記載があると思います。
また、山間の施設などでは携帯電話がつながりにくいという場所もあるので、あえてそれを楽しみたい!という人には向いていますが、不安な場合は確認しておくと安心です。
7.エアコンや暖房設備はあるか
グランピング用のゲストルームとして一般的に使われるのは、テントやトレーラー、コテージなど。
より「自然環境を楽しんでほしい」というコンセプトの施設では、ゲストルームにエアコンを入れず扇風機やシュラフを用意してあるところもあります。
ある程度過ごしやすい季節に、自然の気温の変化も楽しみながら、キャンプ感覚でグランピングを楽しみたい、という方にはエアコンは特に必要ないですよね。
でも、「できればもっと快適に過ごしたい」「暑さや寒さでしんどい思いはしたくない」という場合には、宿泊するテントやトレーラーがエアコンや暖房設備を備えているかどうか、ちゃんとチェックしておきましょう。
8.売店はあるか
コンビニやスーパーの場所をチェックして立ち寄っておいたものの、お酒を飲んだ後で何か必要になった場合に、ちょっと買い物ができる売店があると便利ですよね。
とはいえ、売店がない施設もたくさんあるので、その場合はしっかり忘れ物をしないようにしなくてはなりません。
あらかじめ売店の有無を確認しておくと、心構えも変わりそう。
9.レストランやカフェはあるか
チェックインしてから夕食までの間や、チェックアウトしてちょっとゆっくり過ごす場所として、ちょっとしたカフェスペースやレストランが施設内や近くにあるかどうかも、わかっていると便利です。
ちょっとコーヒー飲みたいな、というときに利用できるような自動販売機があるだけでも違いますよね。
より自然に近いアウトドア感がお好みの場合は、逆にあまり設備が整いすぎていないところを選ぶと良さそう。
10.雨天でも楽しめるか
(photo:Ed Leszczynskl)
せっかく楽しみにしていたのに、当日は雨・・・・なんてこともグランピングではあります。
直前や当日だと当然キャンセル料もかかってしまうし、かといって施設側が利用停止にするほどの荒天でもない場合、それでもしっかりと楽しめるような設備(屋根ありのBBQスペースや、代わりに使えるスペースがある、シャワーやトイレまで遠くないなど)が整っているほうがより安心ですね。
立地面での項目でも触れましたが、グランピング施設内で屋外遊びができない場合に、どこかちょっと屋内観光ができる場所(水族館や資料館など)を近くに代替え案として想定しておくのも。
11.AC電源はあるか
グランピングのゲストルームだとAC電源がある場合が多いですが、より自然を楽しんで欲しいタイプの施設では、電源がない場合もあります。
確認して、必要なら充電用のバッテリーを持参しましょう☆
12.冷蔵庫など家電はあるか
(photo:Squared.one)
飲食物の持ち込みが可能な施設では用意がある場合が多いですが、ゲストルームやプライベートスペースに冷蔵庫があるかどうかも気になります。
冷蔵庫といっても、冷凍庫もついているタイプならアイスや氷を持ち込むこともできますよね。
また、電気湯沸かし器があればコーヒーやお茶、スープなどを作ることができたり、炊飯器やレンジがある場合もあって、食事のレパートリーを考える参考にもなります。
髪の長い人はドライヤーの有無も気になるところ。
テレビは置いていない施設も多く、「せっかくアウトドアを楽しみに行くのだからテレビはないほうが良い」と考える人も多いかと思いますので、そういった意味でもテレビの有無は確認しておくと良さそうです。
13.焚き火台(ファイヤーピット)はあるか
(photo:Gardie Design & Social Media Marketing)
アウトドアをしたことがない人でも、いちどはやってみたいなぁと焚き火に憧れる人も多いはず。
グランピングに行くんなら、焚き火も楽しみたい!と考える人も多いでしょう。
とはいえ、全てのグランピング施設で焚き火ができるわけではありませんし、サイト別に焚き火台やファイヤーピットが設けてあるとも限りません。
また、自分の焚き火台を持ち込むことはNGとなっている施設もあるので、それぞれの施設ではどうかなど、事前に確認しておきましょう。
14.BBQグリルの種類
(photo:Vincent Keiman)
グランピング施設の口コミを見ていると、「BBQグリルがガスグリルでがっかり」などの声があります。
その人が何故がっかりしたかというと、おそらくBBQグリルは炭火だ、と思い込んでいた、またはきちんと記載がなかったから、だと思われます。
BBQをするなら炭火でないと!などこだわりのある人は、グリルの種類もしっかり見ておきましょう。
また、自分の機材を持ち込んで良い施設かどうかも併せてチェックしたいですね。
サービス面でチェックしたいこと
最後に、サービス面でのチェック項目です。
それぞれの施設でルールや決まりもあり、得られるサービスも異なりますので、把握しておくと安心です。
アウトドアを楽しむという意味では、サービスが充実している=良い施設、と一概にも言えないため、バリエーションに富んでいるのもグランピング施設の面白さだと思います。
1.アメニティは何があるか
(photo:Sven Mieke)
グランピング施設によって、用意してあるアメニティにも違いがあります。
一般的にシャワーやお風呂のある施設では、シャンプー・コンディショナー・ボディソープに加えて、バスタオル・フェイスタオルは用意してある場合が多いですが、タオルは持参となっている場合もあります。
また、使い捨てを減らそうという観点から、使い捨ての歯ブラシの用意がない施設も増えています。
パジャマがある場合も少なく、スリッパもない場合が多いです。
その代わり、虫除けや蚊取り線香などの虫対策グッズが置いてある場合もあり、HPに記載があればその分荷物が減らせるというメリットがありますね。
アメニティを充実させている施設では、女性向けのスキンケア製品や、子供用の歯ブラシの用意などもある場合もあり、何を持っていく / 持っていかないの判断のためにもアメニティは事前にチェックしておきましょう!
2.飲食物の持ち込みは可能か
(photo:Sandrene Zhang)
食事付きプランを展開しているグランピング施設でも、飲食物の持ち込みOKのところも多いです。
でも、施設によっては食中毒への配慮などから「持ち込みNG」や「子供用の食べ物のみOK」「ノンアルコール飲料のみOK」など制限を設けているところや、「持ち込み有料」としているところも。
それぞれの施設によって決まりはマチマチなので、事前にHPで確認し、不明な場合には問い合わせてみましょう。
3.子供用メニューや追加メニューがあるか
(photo:Pam Menegakis)
BBQの夕食や、アウトドアスタイルの朝食がセットになった2食付きプランを設けている施設が多いですが、子供連れの場合には年齢によっては大人と同じものが美味しく食べられない場合もあります。
持ち込みがNGの施設でも「子供用の食事は持ち込んでOK」としているところもありますが、大人用とは別に子供用のBBQメニューを提案してくれているところもちらほら。
また、プランに含まれた食材以外に追加でオプションメニューを注文できるところなどもあるので、家族みんなで手軽に楽しめる方法を探してみるのもいいですね。
4.料金に含まれるものは何か
グランピングの料金の中に、宿泊と食事付きの場合は食事、シャワー代金などいろいろな項目が含まれていますが、+αとして「焚火用の薪が無料」とか、「近隣施設が無料」、「温泉チケット無料」などのサービスが含まれている場合があります。
逆に、シャワー¥300 / 分、薪1束¥1,000など、都度精算をするパターンも。
また、素泊まりプラン(食材持ち込みでBBQ)の場合に自前のBBQ機材は持ち込みNG、からなず有料のBBQグリルをレンタルするように、と定めている施設もあります。
例えば野菜の収穫体験が含まれるとか、フリードリンクが含まれるなど、施設によって様々なので、「これが含まれているのは嬉しい!」という施設があればぴったりですよね。
トータルでかかる費用がどのくらいで、何かグランピング料金プランに含まれるのかなど、よく見ておいたほうが良いです。
5.ペット同伴可能か
(photo:Alvan Nee)
最近では、ペットと利用できるグランピング施設も増えていて、愛犬家さんにとっては嬉しいですよね。
ペット可の場合に、プランにペット料金が含まれている場合と、そうでない場合(1匹につきいくら追加といった具合)があるので注意が必要なのと、頭数や大きさで制限がある場合があるのでご注意を。
また、ワクチン接種証明書などの持参を求められる場合が多いです。
逆に犬が苦手、という方や、アレルギーのある方は「ペットNG」としている施設を選ぶのが無難かもしれません。
6.レンタル用品の有無や料金
施設によっては、BBQグリルや焚き火台などをはじめ、レンタルサイクルやバドミントンなどの遊び道具、天体望遠鏡などのレンタルサービスを行なっています。
無料の場合も有料の場合もあり、また予約が必要な場合などもあるので、あらかじめ「何がいくらでレンタルできて、どうやって借りるのか」をチェックしておきましょう。
7.送迎サービスはあるか
(photo:Herson Rodriguez)
施設に公共交通機関で向かう場合、ある程度都市部から離れた場所にあるグランピング施設の多くは、近くまでバスや電車が通っていません。
そのため、最寄りの駅やバス停からどうやって行けるのかを調べておく必要があります。
送迎バスがある場合は、予約が必要か、時刻表はあるのか、などを確認して、しっかり予約をしておきます。
送迎がない場合には、最寄りの駅でタクシーが利用できるかなど調べておいたほうが良いです。
8.子供の料金設定はあるか
(photo:Ben White)
グランピング施設の料金設定は、多くのホテルのように大人と子供、添い寝の幼児でそれぞれ料金設定が設けてある場合もありますが、幼児以外は同一料金というところもあります。
特に利用者グループに子供が多い場合には、最終的な合計金額に大きな差が出てくる場合もあるので、予約時にしっかり確認してみましょう。
9.火起こしはしてくれるか
(photo:R.D. Smith)
アウトドア経験がほとんどない利用者の場合、グランピングでBBQ用の食材とBBQグリルを用意してもらっても、そもそも火起こしにかなり苦労する場合があります。
ちょっと心配な人は、HPや口コミで「火起こしも手伝います」等、初心者でも利用しやすいことがわかる施設のほうがオススメです。
10.食品アレルギー対応はしてもらえるか
食材を提供してもらえるプランの場合で、特定の食品にアレルギーがある場合には事前に対応が可能か確認しておきましょう。
レストランとは違って決まった食材しか用意していない施設も多いため、少なくとも数日前までには聞いたほうが良いです。
11.チェックイン・チェックアウト時間と消灯時間
(photo:Lukas Blazek)
チェックチンとチェックアウトの時間も、施設によってマチマチです。
お昼頃からチェックインでき、午後まるまる施設内で過ごせるところもあれば、一般のホテル同様に15時くらいに設定している場所もあります。
チェックアウトの時間も、少し遅めの11時の施設もあったり、また有料でアーリーチェックイン / レイトチェックアウトを受け付けているところも。
施設内でゆっくり過ごすことが目的であれば、チェックインがなるべく早く、チェックアウトが遅いところを選ぶと少しお得感が増しますね。
また、多くの施設で焚き火を消し、テント内の照明も消す「消灯時間」を設けています。
星空をより楽しむために、または近隣の環境を考えて、21時など早めの消灯を設定している施設もあるので、「もっと遅くまで語らいたい」という人は消灯時間設定が遅い施設を選ぶなどの工夫をしてください。
12.キャンセル料や期間
多くのホテルのように、グランピング施設でもキャンセル規約を設けています。
アウトドア泊というコンセプトのグランピングでは、天候によって行くかやめるかを検討する場面も多くなる可能性が高いので、何日前までなら無料でキャンセルできるのかをチェックしておきましょう。
同時に、滞在する地域の週間天気予報をこまめにチェックしたいですね。
以上、グランピングに行く前にどういうポイントをチェックして施設を選ぶと良いか、また実際に行く前にもチェックしておきたいことなどをまとめました!
繰り返しになりますが、サービスや設備が充実している=良いグランピング施設、とは限りません。
「自然の中で、最低限の設備で、何もないことを楽しもう」というコンセプトの施設もあり、好評を得ています。
それぞれの施設が、独自の「売り」を打ち出している場合が多いので(「食育」「グルメ」「大自然」「アクティビティ」「ペット」「景色」など)、自分の好みにフィットした施設を選ぶのが大切です。
お気に入りの施設が見つかると良いですね!