手軽に快適なアウトドア体験ができることで人気のグランピング。
グランピングとは?本当の意味や名前の由来|キャンプとの違いを徹底解説日本各地に、その土地の利や自然を活かし、趣向を凝らしたグランピング施設が続々とオープンしています。
今回ご紹介するのは、狩猟免許を持つオーナーさんが2019年夏にオープンした、Hunt+(ハントプラス)。
野生の動物の気配を感じることのできるプチ狩猟体験(ハンタートレイル)や実際にオーナーさんが狩猟した猪や鹿などのジビエ料理を体験することのできる特徴的な施設です。
狩猟やジビエ料理への関心も高まっている昨今、注目を集めているHunt+(ハントプラス)のグランピング料金プランやハンタートレイルなどのオプション、設備アメニティ、口コミなどをまとめました!
Hunt+ってどこにある?
Hunt+があるのは、千葉県いすみ市。
千葉県の南東に位置する自然豊かな地域で、グランピング施設がいくつも点在している恵まれた土地です。
東京都内や川崎・横浜方面からは東京湾アクアラインを経由して車で1時間30分ほど。
公共交通機関で向かう場合はいすみ鉄道の国吉駅(JR外房線で大原駅まで行き乗り換え)が最寄駅で、土曜・日曜・祝日のみ事前予約で国吉駅までお迎えに来てもらえます(車で10分ほど)。
いすみ鉄道国吉駅へは、東京駅からだとJR外房線の特急わかしおで大原駅まで行き、そこからいすみ鉄道に乗り換えて4駅、スムーズにいけば2時間ほどの所要時間です。
また、利用する日が平日の場合は大原駅から市営の乗合「デマンドバス」が利用できます(平日のみ運行、片道¥400)。
数日前から出発の30分前までの予約が可能で、乗車日時や連絡先に加え乗車場所の大原駅と目的地のHunt+(いすみ市山田6229)を予約時に伝えましょう。
*施設情報*
- 公式HP:Hunt+
- 住所:〒298-0025 千葉県いすみ市山田6229
- Tel:050-6874-1464
- 営業期間:通年(火水定休)
- 滞在タイプ:バブルテント
- 食事:オプション
- 予算:平日 1棟:¥34,000~
- 定員:8名
- 持ち込み:OK
- 子供連れ:OK
- 駐車場:あり
- ペット:OK(テント内要ケージ・施設内要リード)
- アクセス:
東京都内から車で1時間30分
横浜市から車で1時間30分
東京駅からJR・バスで2時間
※プランや料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
Hunt+ってどんなとこ?
(出典:nap-camp.com)
いすみ市は自然豊かで農村地域も残る地域ですが、ここ数年外来種である小型のシカ「キョン」が住みついて繁殖し、農作物を荒らすなどの獣害が問題になっています。
イノシシなどの害獣対策と共にキョンの捕獲強化のためにいすみ市に2015年招かれたのが、現在Hunt+のオーナー代表を勤めている石川雄揮さん。
元々は民放各局での報道番組ディレクターやフリーの戦場写真家として活躍をしていた方ですが、深く心に傷を負う経験を経た中で出会った狩猟に大きな衝撃を受け、以来狩猟や自然保護、森林活動ガイドなど様々な資格を取得して活動をされています。
人間が自然や動物と共存する中で命と向き合うという体験を通し、物事や自分の本質を知ってもらいたいという思いから、いすみ市の農林部門での委託期間終了後もいすみ市に残り、自然や野生動物を感じられるグランピング施設Hunt+の代表に就任。
ハンタートレイルや狩猟体験に加え自ら狩りをしたシカやイノシシをジビエ料理にしてふるまったりされています。
最近、「狩猟」とか「狩りガール」「ジビエ」などの言葉を耳にすることも増えていますが、実際に狩猟をするというのはやっぱりとても奥深い行為ですよね。
Hunt+では猟師目線で山を歩き、けもの道を観察したり罠の掛け方を学んだりしながら自然や野生動物を観察する「プチ狩猟体験(ハンタートレイル)」を日曜日の午後に開催しています(別料金、他の曜日も応相談)。
子供からお年寄りまで参加できる自然体験を兼ねたトレイルですが、実際に害獣への取り組みを学ぶために体験に訪れる方も多いアクティビティで宿泊とは別に日帰りでも体験ができます。
また、もっと本格的に狩猟について知りたい、学びたい、体験したいという方向けの本格狩猟体験も1泊2日で年に数回開催されています。
そんな実際に野生の動物が暮らし、6月には蛍が舞う自然豊かな山でのグランピングができるのが、Hunt+です。
Hunt+のグランピング
Hunt+でのグランピングは、1日1〜2組限定(※)。
およそ400坪の山林を、貸し切り状態で楽しめます。
(※コロナ感染症の状況により、1日1組の期間や2組となる期間を変えています)
ゲストルームとなるのは日本初導入のエアーで膨らむクリアテント(バブルテント)。
(出典:nap-camp.com)
上半分が透明になっているので自然と一体化し、夜は満点の星空を望むことができます。
(出典:nap-camp.com)
2つのバブルテントの中にはそれぞれシングルソファーベッド2台とダブルソファーベッドが1台備えてあり、最大定員は1棟につき4名。
また、屋根付きのBBQ&スペースが併設してあり、雨の日でも安心。
(出典:nap-camp.com)
共用施設としてトイレ・シャワールーム・炊事場があり、自由に食材や飲み物を持ち込んでBBQが楽しめます。
オプションで、透明なバスタブにハーブ入りのお湯を溜めた「ハーブ・クリアスパ」の体験も可能。大自然を感じながらの開放的なスパ、気持ちよさそうですね。
(出典:nap-camp.com)
ペットの犬と一緒に利用することもできるので、家族の一員のわんちゃんもグランピングで過ごせます(テント内要ケージ&施設内要リード)。
Hunt+の設備・アメニティ
手軽で快適かつ上質なアウトドア体験ができることがグランピングの醍醐味。
Hunt+でも、大自然を感じられるだけでなく安心快適な滞在ができるよう設備・備品やアメニティを整えてあります。
【設備一覧】
- 室内設備
・空調・扇風機(夏季)・暖房器具(冬季)
・照明
・シングルソファーベッドx2・ダブルソファーベッドx1
・寝袋・シーツx人数分
・テーブル
・天体望遠鏡
・ホームスター(家庭用プラネタリウム)
・テーブルゲーム各種
・チャッカマン
・ポップコーン
・ケトル
・紙コップ
・簡易湯沸かしコンロ
・ペンライトx2
・フリスビー - 屋外設備
・10畳程度のガゼボ付きウッドデッキ(約10畳)
・飲料水&手洗い・うがい用ウォーターサーバー
・コンフォトブルチェアーx1
・チェアーx2、テーブル、ソファーx4名分
・照明
・焚き火台
・薪割り丸太&手斧
・ハンモック
・大型扇風機など
- アメニティ
・タオル
・シャンプーなど
・歯磨き粉付き歯ブラシ
その他、キャンプやBBQに必要な物は基本的に全て無料でレンタルしてもらえ、カセットガスは2本/4名・炭・薪・着火剤も基本量は無料で提供してもらえます(追加分は別途料金)。
バブルテントは上が透明になっているため、夏場は日中暑く中で過ごすことはできませんが、夕方以降は涼しく過ごせます。春や秋がベストシーズンとのことなので計画を立ててみては。
室内設備にある「ホームスター(家庭用プラネタリウム)」は、あいにく天気が悪くて星空が眺められなかった人用に用意されたもの。少しでも気分を味わってもらいたいというオーナーさんの心遣いを感じますね。
Hunt+の食事
Hunt+では、自由に食材や飲み物を持ち込んでBBQなどアウトドアクッキングが楽しめる他、オプションでオーナーさん自ら狩猟した猪やシカなどのジビエ料理や郷土郷里を用意してもらうことができます。
(出典:nap-camp.com)
【食事メニュー例】
房総の山海と猟師ジビエの大満足お任せコース!朝食付き|¥5,400円 / 人
- 山賊の焼き物
- 房総郷土料理 Hunt+特製なめろう
- カマンベールのアヒージョ
- 房総里山のジビエ牡丹鍋 & 〆うどん
- スウィーツ
(※メニュー内容は季節により異なる場合があります。予約時に確認してください。)
翌朝にはパン、バナナ、ジュースなど日替わりの軽食がセットになっているプランなので、より手軽にグランピングを楽しみたい方にオススメです!
Hunt+の利用料金プラン
Hunt+の利用料金は、利用する曜日と人数によって異なります。
平日・日曜日 | 金曜日 | 土曜・祝祭日前日 | |
基本料金 | ¥34,000 / 3名含む | ¥38,000 / 3名含む | ¥45,000 / 4名含む |
基本人数以上(大人) | +¥6,800 / 名 | +¥6,800 / 名 | +¥8,800 / 名 |
子供(3歳以上) | +¥6,800 / 名 | +¥6,800 / 名 | +¥8,800 / 名 |
幼児 | ¥0 | ||
夕食・朝食オプション | +¥5,400 / 名 | ||
プチ狩猟体験 | +¥6,000 / 名 | ||
ハーブ・クリアスパ 1~4名 | +¥6,000 | ||
ハーブ・クリアスパ 5~6名 | +¥9,000 | ||
ハーブ・クリアスパ 7~8名 | +¥12,000 |
※プランや料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。
基本料金に含まれる人数(平日・日曜・金曜は3名、土曜・祝祭日前日は4名)は大人も子供も含めての人数なので、例えば大人2名子供1名の家族であれば基本料金内でOKということになりますね。
Hunt+の評価・口コミ
実際にHunt+を利用した方の声を、Googleレビューや予約サイトから抜粋しました。
手軽、気軽に狩猟体験ができるときいて、女子一人でふらっと行ってきました。
しかし、わなを使った猟や、ハンタートレイルは本格的だし、生き物の命をいただいて自分たちは生きているんだなぁと、そんな再確認ができたのがとてもよかったです。
ぼたん鍋と鯛のなめろうがおいしかったです。
また行きたいです!
テントとはいえ中は広く、上部が透明になっているので圧迫感ゼロでした!
雨でしたが、テント内にプラネタリウムの装置があったので満天の星空の下、贅沢な夜を過ごしました。
野生的なトレイル体験の反面、テントの中、炊事場、トイレ、シャワーいずれもとてもキレイで清潔、オシャレ、明るかったです。
夜は周りが明るすぎないので、星もたくさん見えてとても綺麗でした。
山の上にあるバブルテントは、とてもステキでした。
バブルテントはもちろん、トイレ、シャワー等の施設や、アメニティ等がとても衛生的で、丁寧にお手入れされている感じがありました。
おもてなしの心を感じます!
お料理も、なめろうや、オーナーさん自らがハントされたジビエ料理、ピザ、デザート等とても美味しかったです。
ハンタートレイルに参加した!という声がやはり多いですね。
ハンタートレイルの体験も良かったし、宿泊も設備や清潔さ、料理、おもてなしなど総合的に良かった!とかなりの高評価が多いです。
プチ狩猟体験は実際に狩猟をしたり解体をしたりするわけではないですが、けもの道を通ったり野生動物の修正を学んだりできるため自然体験としてとても有意義だと思います!
また、狩猟には特に興味がない方でも自然のなかにぽつりとバブルテントがある風景の中で過ごすことは非日常を感じられる良い体験になりそうですね。
以上、千葉県いすみ市のHunt+(ハントプラス)のグランピング料金プランやハンタートレイルなどのオプション、設備アメニティ、口コミなどをまとめました!
参考にしていただけると幸いです!