キャンピングカーに代わって、最近注目を集めているのが、軽自動車をカスタマイズした「軽キャンカー」。
バンやワゴンをカスタマイズし、ソーラーパネルや居住空間に加え、ルーフテントを乗せて快適な宿泊もできるようにカスタムされている車両もあります。
フルカスタマイズされた状態で購入できるほか、所有している自動車に好みのパーツでカスタマイズを加えることでオリジナリティーのある軽キャンカーができることで人気が高まっていますね。
もともとアウトドアブームで注目を集め、「いつかは所有して旅をしたい!」という憧れの的のキャンピングカーですが、いかんせん高額な上、駐車場の確保やメンテナンスなど少しハードルが高い部分もありました。
ロンブーの田村淳さんもしばらくの間「キャンピングカーで娘と日本全国を周りたい」という夢からキャンピングカーの購入を考えていましたが、最終的にスズキのエブリイをカスタマイズして軽キャンカーにすることに(ロンブーチャンネル)。
田村淳がキャンプにハマった理由やきっかけ|NUTSキャンピングカーの値段やレンタル方法 ジェームス・バロウドのルーフテントの料金&スペック|ロンブー淳がエブリーを軽キャンカーへカスタム軽キャンカーで自由に旅行をして、快適に車中泊もしたいという希望を叶えるためにやっぱり欠かせないのはルーフテント。
そこで今回は、ロンブー淳さんの軽キャンカープロジェクトで採用(プレゼント)された、iKaMPERのルーフトップテント「X-Cover」の値段やスペックについてまとめました。
iKaMPERとは
iKaMPERとは、2012年にSoon Park氏によって韓国で創業されたブランドです。
元々アウトドアが大好きだったSoon Park氏は、2009年から2012年にかけて家族と一緒にアメリカ中を旅する中で、ぼろぼろのトレーラーで北米を58,000マイル走行したり現地の人々と接したり、大自然を間近に感じる経験をしたことで、2012年韓国に帰国してすぐiKaMPERを創立しました。
子供の頃から大好きだった「樹の上での生活」と旅行中に苦労したテント生活での経験を活かして、2014年にiKamperの最初のルーフテントであるHard TopOneを開発。
シェアの少ない韓国だけでなく、世界で愛される製品を作って売りたいと考え、FacebookでiKaMPERのルーフテントを紹介したところ、世界中から大きな反響があり、視聴回数は1億回を超えました。
2017年2月にはiKamper最も革新的なルーフトップテント「Skycamp」がKickstarterで発売され、クラウドファンディングで最も成功したテントプロジェクトとなり、45日間で237万米ドルの支援を得、2017年の残りの期間を通じて1,000を超える「Skycamp」が世界46か国に出荷されることになりました。
2019年5月にはアメリカ市場に焦点を当てるために、ワシントン州シアトルに米国オフィスを開設、1年後の2020年5月には倉庫を開設し、オフィスをワシントン州ケントのシアトル地域に移転するなど着々と規模を広げています。
小さな家族経営の会社であるにも関わらず、iKamperは世界中で支持される「革新と品質に焦点を当てた世界有数のブランド」となることを目標とし、順調に実績を伸ばしている会社と言えますね。
iKamperのルーフトップテント
iKamperでは、2017年にVer.1が発売されたハードシェルタイプの「Skycamp」と、ハードシェルのPVCハードカバーを無くすことで軽量化し、軽自動車にも簡単に載せることができる「X-Cover」の2タイプのルーフトップテントを製造・販売しています。
それぞれのスペックや値段を簡単にまとめました(参考:iKamper Japan)
Skycamp2.0
(出典:ikamper.com)
2019年にバージョンアップしたSkycamp2.0。
その魅力は、頑丈で汚れに強いハードシェルと、開閉わずか30秒、1分で設営できてしまうという手軽さです。
この投稿をInstagramで見る
大人3名、または大人2名+子供2名が眠れる広々サイズで、低反発のマットで快適に就寝可能。
Skycamp2.0のスペック・価格
サイズ | 収納時:138x218x32cm | 使用時:210x218x110cm | マットレス:210x190x3cm |
重量 | 73kg | ||
テント生地 | 耐水性 300GSM ポリコットンキャンバス | ||
ハードシェル | 二重層FRP(断熱) | ||
床パネル | ハニカム構造アルミニウム | ||
テントの重量制限 | 408kg | ||
はしごの重量制限 | 150kg | ||
ルーフラック/クロスバー要件 | 75kg | ||
速度制限 | 時速110km | ||
販売価格 | ¥547,800(税込) |
(※スペック・販売価格は変更になる場合があります。公式ページなどでご確認ください。)
ハードシェルタイプということで、見た目はすっきり&高級感がありますが、その分重さもあります。
積載量の多い車ならほとんど問題はないと多いますが、積載量の少ない軽自動車へ載せることを考えると、より軽い「X-Cover」の方がいいかもしれませんね。
X-Cover
(出典:ikamper.com)
軽量化を目指して、ソフトシェルタイプになっているX-Cover。
この投稿をInstagramで見る
わずか3分で設営可能と、取り扱いの手軽さはそのままに、軽自動車、コンパクトカーにも載せることができる仕様になっています。
サイズ感はSkycamp2.0とほぼ同じで、大人3名または大人2名+子供2名で眠れる大きさ。
夜空を眺められるスカイライトウィンドウがついていたり、6.5cmの高密度低反発マットレスが標準装備されているなど、中で快適に過ごすための工夫も色々と備わっているのもX-Coverの特徴のひとつ。
収納すると上が平らになり、さらに荷物を固定して運ぶこともできるので、軽量化した分持っていくものが増やせるというのも嬉しいポイントですね。
サイズ | 収納時:190x115x27cm | 使用時:230x190x110cm |
重量 | 56kg | |
テント生地 | 耐水性 300GSM ポリコットンキャンバス+ポリエステルレインフライ | |
ハードシェル | 二重層FRP(断熱) | |
床パネル | ハニカム構造アルミニウム | |
ルーフラック/クロスバー要件 | 50kg | |
販売価格 | ¥437,800(税込) |
(※スペック・販売価格は変更になる場合があります。公式ページなどでご確認ください。)
上記本体以外に、オプションでアネックスルーム(別館の部屋)やオーニング(日除け)を追加することもできます。
(オーニング:¥37,700)
以上、ロンブー田村淳さんが愛車エブリイをキャンプ仕様にカスタマイズする企画でプレゼントされて採用となった、iKaMPERのルーフトップテント「X-Cover」の値段やスペックをまとめました。
軽自動車でもこれがあれば足を伸ばしてゆっくり眠れ、車での自由なドライブ旅行だけでなく、災害時のシェルターとしても活用可能なルーフトップテント。
参考にしていただけたら幸いです!