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東京オリンピック・パラリンピック2020のチケットは払い戻しや譲渡できる?|手続き方法や払い戻し額を調査

当初2020年7月開催が予定されていた東京オリンピックですが、新型コロナ感染症の世界的パンデミックにより2021年に延期されました。

しかし2021年に入っても日本国内の感染拡大状況は良くなるどころか、日々感染者数が増えている状況です。

2021年4月には東京・大阪などで緊急事態宣言が発令されるも、変異種の蔓延でなかなか状況は好転しない中、オリンピックの開催自体に反対する声も多く上がり始めています。

海外からの観客はできない、ということは決まりましたが、国内の観客については無観客にするのか、などの議論も進んでいないように思います。

あれほど頑張って抽選で高額なチケットを勝ち取った人たちの中にも、「そこまでして感染が拡大している東京にオリンピック観戦に行くのはどうなんだろう」と考えている人も多いのではないかと思います。

そこで今回は、東京オリンピック・パラリンピック2020のチケットは払い戻し・譲渡できるのか?その場合の手続き方法や払い戻し額を調査してみました。

東京オリンピック・パラリンピック2020のチケットは再抽選に

東京オリンピック・パラリンピックのチケット、2021年6月23日の発表で、払い戻し(キャンセル)の受付について情報が公開されました。

東京オリンピック・パラリンピックのチケットは元々約445万枚が販売されていて、最も高額の開会式のチケットは30万円でした。

2020年の開催が延期になったことから、都合が合わなくなってしまった人たち向けに2020年11月10日~30日(パラリンピックは12月1日〜21日)の間で払い戻しが行われ、この時およそ18%のチケットが払戻されたようです。

445万枚の18%が払い戻しされたということは、およそ364万枚のチケットが生きていたということになります。

ところが、コロナ感染症の拡大が収まりきらないこともあって、「観客1万人での有観客での開催」と正式に発表されることになり、「だったらチケットを持っている人全員が観れるわけじゃないよね?」と(特にチケットを持っている人は)疑問に思ったに違いありません。

そんな中、発表された「再抽選」。

既に購入されたチケットを再度抽選し、落選した場合には、そのチケットは無効(払い戻し)となります。

抽選の結果が出るのは、

  • オリンピックチケット:202176日(火曜)未明
  • パラリンピックチケット:2021716日(金曜)

とのこと。

この場合、払い戻しの手続きは必要なく、自動的に返金処理がなされます。

この再抽選の対象になるのは実に97会場ということなので、ほとんどの会場で何割かの人が自動的に払い戻しの対象となることになりますね。

東京オリンピック・パラリンピック2020のチケットは払い戻しできる?

では、再抽選を待つまでもなく、「そもそもキャンセルしたい」と考えている人はどうしたらよいのでしょう?

そういう場合も、とりあえずは7月6日(オリンピック)、7月16日(パラリンピック)の再抽選結果を待ちます

そして、それでもまた当選し、手元に有効なチケットが残る人の中には、「だったらもう行こうかな」と気が変わる人もいるかもしれません。

それでも気持ちが変わらず、やはりキャンセルしたいという場合は、

  • オリンピックチケット:202176日(火曜)未明~2021715日(木曜)午前11:59
  • パラリンピックチケット:2021年7月16日(金曜)時間未定 ~ 2021年7月26日(月曜)午前11:59

の期間のみ、払い戻しの受付がオリンピックチケットを購入した「マイチケット」で行われます。

マイチケットのログイン画面:マイチケット

東京オリンピックの公式チケットサイトでは、当初「公式リセールサービス」という、チケットを売りたい人と買いたい人をつなぐサービスの展開を予定していましたが、これも廃止され、今後は「再抽選に外れたけど、キャンセル分から購入したい」という方へのチャンスはなくなりました。

また、払い戻し手続きは7月15日を過ぎると一切受け付けてもらえないようなので、キャンセルの予定の方は必ず忘れずに手続きを行いましょう!

譲り受けた、または人から買った、公式販売サイトではない場所で買ったというような場合には、購入者を通してからでしか払い戻しができないので注意が必要ですね。

(↑ちなみに上記の場合、チケット自体の名義変更も行わなければ入場もできません)

東京オリンピック2020のチケット払戻し金額は?

2020年11月に、延期によって都合がつかなくなった人のチケット払い戻しを行った際には、以下のものが払戻の対象となりました。

  • チケット代金
  • 発行手数料
  • 発送手数料

ただし、以下の条件があります。

  • 払い戻しができるのは、東京オリンピック公式チケット販売サイトで購入した人のみ
  • 払い戻しができるのは、購入した本人のみ
  • コンビニ支払い(現金)決済の場合の支払い手数料は払い戻しの対象にならない
  • 返金先は、支払いを行ったクレジットカード、現金支払いの場合は銀行振込
  • グループチケット(みんなで観戦チケット)や介護者付きのチケットの場合は、まとめて払い戻しが必要

この先、無観客開催などが決まり、払い戻し手続きの受付が行われる場合にも、上記の条件は同様なのではないかと思います。

東京オリンピック2020のチケットは他人に譲渡できる?

「キャンセルするつもりだったけど、払い戻し期間内に手続きができなかった」、「自分は行けないけど友達にあげたい」、「購入した父が病気になってしまって代わりに行きたい」など、チケットを譲渡または譲り受けて、オリンピック観戦を行いたいという人もいますよね。

東京オリンピックのチケットは、原則転売は禁止されています。

と言っても、この場合の転売とは、オークションなどで値段を釣り上げて全くの他人に売り捌いたりすることなので、家族間や友人間での「名義変更」は可能です。

その場合、もともと購入した人が、「マイページ」で名義や住所を変更した場合のみ、有効になります。
譲り受ける場合には、必ず名義変更もしてもらうようにしましょう!

友達から譲り受け、名義変更もしてもらったチケットを、さらに誰かに譲渡する、という場合にも元々購入した人しか名義変更ができないので、ログインパスワードなどはしっかり覚えておいてもらう必要もありますね。


以上、東京オリンピック2020のチケットは払い戻しや譲渡できるのか?その場合の手続き方法や払い戻し額を調査してみました。

2021年5月時点では全く払い戻しができない状態だったので、ずいぶん進展して見通しが立ってきたなという印象です。

東京オリンピック2020の開会式まであと1ヶ月となりましたが、このまま「1万人の有観客」で開催されるのかどうかも含め、また何か変更がありましたら更新していく予定です。

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