新型コロナウィルス感染予防のため緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出を控える自粛期間の間に経済は大きな打撃を受けました。
このままでは経済が停滞し、経営が行きゆかなくなってしまう企業が増えてしまう・・・という懸念から、経済を少しでも活性化させて盛り立てようと政府が打ち立てたのが、Go To キャンペーン。
Go To キャンペーンには、4つのカテゴリーが用意されていて、旅行のみならず、飲食やイベント参加などに補助金が出る内容となっています。
7/22日に賛否両論ありながらも開始したGo To Travelキャンペーン。
それに続いて、10月から実施されることになったのがGo To Eatキャンペーンです。
その名の通り、「食べに行こう!」を謳ったキャンペーンで、利用者がお得に外食できる補助を国が行うことで外食産業を盛り立てようというコンセプトになっています。
Go To Travelキャンペーンで旅行に行くのはちょっと二の足を踏んでしまう・・・という方でも、近場での飲食がお得にできるなら利用しやすそうですよね。
というわけで今回は、Go To Eatキャンペーンの期間や利用方法、注意点などをまとめました。
Go To Eatキャンペーンは農林水産省管轄の事業キャンペーンで、外食を普段よりお得にできるよう補助を行い、外食を利用する人を増やそう、というものです。
その「お得に外食ができる」の方法は大きく分けてふたつあります。
それぞれについて簡単に説明してみますね。
25%お得なプレミアム食事券というのは、地域で発行し、地域内で加盟店として登録した飲食店で使える食事券で、¥12,500相当の1セットが¥10,000で販売されます。
お釣りは出ないタイプの食事券で、¥1,250相当の食事券の10枚、もしくは5枚綴りとかになる感じで、例えば10枚綴りの場合地域によって¥12,500相当を¥10,000で販売するところと、¥10,000相当を¥8,000で販売するところとあるようです。
地域ごとにということなので、それぞれの券発行業者が特設のページを作るなどして販売をする予定。
例えば静岡県では、「ふじのくに静岡県GotoEat食事券」を10/16の事前WEB予約から開始。
¥1,000の食事券が10枚綴りになったもの(¥10,000相当)を¥8,000で販売し、ひとり最大2冊まで購入が可能です。
(出典:premium-gift.jp)
都道府県によっては、これまでにも「プレミアム付き商品券」や「プレミアム付き食事券」を発行しているところもあり、実際に利用したことのある方もいると思いますが、そんな感じです。
一人当たり購入できるのは10枚綴りを2冊まで。
(※10/8追記:都道府県によっては、購入回数の制限を設けていないところもあります)
この食事券に政府は765億円の給付金を用意しているそうです。
政府が7月21日から公募している「プレミアム付き食事券の発行事業者」が地域ごとに確定したら、このキャンペーンに登録したい飲食店が登録し、地域ごとにプレミアム付き食事券の販売が開始される、という流れになっています。
各都道府県によってプレミアム付き食事券のサイトや発行形態、販売方法が異なります。
詳しくはこちらの記事を参照ください↓
プレミアム付き食事券についてまとめると、
となります。
「ぐるなび」「食べログ」などのオンライン予約サイトを経由して飲食店を予約し、実際に利用した後でポイントが付与され、次回以降の利用で使用できる、というポイントでの還元です。
還元されるポイントは、¥500と¥1,000の2パターン。
オンライン予約サイトから予約をすれば、例えば¥600のランチをしたとしても¥500相当がポイント付与される、ということですね。
ランチを毎日オンライン予約サイトで予約している人は、期間中毎日¥500引きになる、と考えるとかなりお得な感じがします。
また、複数での予約についても1名につきランチで¥500、ディナーで¥1,000相当のポイントが付与されるため、家族連れもお得に利用できます。
Go To Eatキャンペーンに参加する事業者(予約サイト)は現在公募中ですが、キャンペーンに関わりそうな予約サイトを以下にあげておきます。
予約サイトでのポイント付与をまとめると、
飲食店によっては予約サイトに登録していないところもあるので、その場合はプレミアム食事券の加盟店なら食事券を使う、という感じで使い分けられそうですね。
飲食店が新規で予約サイトに登録する場合、キャンペーン期間は月額免除などの補助もあるので、この期間だけ予約サイトに登録された飲食店が増えたりしそうです。
実際に運用が始まってわかったことですが、Go To Eatプレミアム付き食事券と、予約サイトでのポイント付与は併用できます。
例えば、予約サイトで予約して飲食店に行き、支払いをGo To Eatプレミアム付き食事券で行っても、ちゃんと後日ポイントが付与されます。
この場合、食事券での支払いで25%お得になる上、人数1名あたりランチで¥500、ディナーで¥1,000のポイントバックとなるためかなりお得です。
Go To Eatキャンペーンは、委託事業者を公募するのに時間がかかってしまった関係で、実施が少し遅れました。
現在発表されている実施期間は、以下。
開始時期についてはかなりずれ込みがありましたが、終了時期については決まっています。
いずれも払い戻しなどできないタイプになるかと思いますので、2021年3月中に使い切れるように予定を立ててみてくださいね。
Go To Eatキャンペーンを利用するにあたっての注意点をまとめました。
前項でも触れたように、プレミアム付き食事券は¥1,250相当のチケットの5枚もしくは10枚綴りになる可能性が高く、お釣りは出ません。
ですので、普段の外食が軒並み¥1,000くらい、という人はひとりだと持て余してしまうかもしれません。
「こんな時だからちょっと贅沢しちゃおう」と¥1,250以上のものを注文できる人にはオススメです。
プレミアム付き食事券は、加盟店登録をした飲食店でしか使えません。
このようなキャンペーンの場合、多くの飲食店が加盟することは予想されますが、逆に予約サイトでの予約をメインにしているところはわざわざ登録をしない可能性もあります。
予約サイトでのポイント付与と、プレミアム付き食事券の併用はできないと思われますので、利用しようと思っているお店が加盟店かどうか確認しておくと安心です。
(加盟店になる場合、店頭入り口にステッカーなどが表示されることになると予想されます)
1人¥20,000まで(¥25,000相当)または¥16,000まで(¥20,000相当)購入可能なプレミアム食事券。
地域によってどちらの発行になるかはまだ未定ですが、¥20,000まで(¥25,000相当)の場合、ひと家族に4人いれば、人数分(¥80,000分の食事券=¥100,000相当)の購入が可能ということになります。
開始〜2021年3月31日まで利用できることを考えたら、思い切って家族分買っておくのもいいかもしれません。
でも、普段利用しているお店がプレミアム付き食事券の加盟店かどうか、要確認です!
例えば家族4人で、贅沢にお寿司を食べに行ったとして、会計が¥40,000になるとします。
このお店がホットペッパーなどの予約サイトで予約ができるお店だった場合、予約をしてさらにプレミアム付き食事券で支払うと、どのくらい得になるか計算してみました。
=合計¥12.000相当のお得
実際は¥40,000相当のお寿司が、¥28,000(ひとり¥7,000)で頂けるという計算になるので、食事券とポイント加算の併用ができる飲食店を利用するのが最もお得と言えますね。
(※ポイントは来店後に付与されるので、2回目以降の外食で利用できます。)
予約サイトで複数人数の予約をした場合(4名1テーブルなど)でもそれぞれにポイントが付与されるのは嬉しいサービスですが、この場合最大10名まで、となっています。
もともと宴会や合コンなど大人数での集まりは避けましょう、とうたっているコロナ感染予防ありきのGo Toキャンペーンなので、その辺ちゃんと理解した上での利用をお勧めします。
現在のところ、プレミアム付き食事券・予約サイトでのポイント付与のどちらも、使用有効期限は2021年3月末となっています。
払い戻し等できないタイプの支援になると思われますので、有効期限には気をつけて、無駄にしてしまわないようにしましょう!
ちなみに、Go To Eatキャンペーンは、Go To トラベルキャンペーンの地域共通クーポンとの併用も可能(そのお店がGo To Eatキャンペーン・Go To トラベルキャンペーンどちらにも加盟登録していれば)とのことなので、旅行先の飲食店で両方を利用する、ということもできます。
ちょっと面倒な気もしますが・・・、お得になるということでしっかり無駄なく利用してみてください。
以上、10月から本格的に開始されたGo To Eatキャンペーンの利用方法・期間・注意点をまとめてみました。
これから実際の開始までの間にいくつかの変更点が出てくるかと思いますので、随時更新をしていきたいと思います!