【静岡沼津】泊まれる公園 inn the parkの球体テント&コテージでグランピング|宿泊体験リポート

手軽に快適なアウトドア体験ができることで人気のグランピング。

グランピングとは?本当の意味や名前の由来|キャンプとの違いを徹底解説

日本各地に、その土地の利や自然を活かし、趣向を凝らしたグランピング施設が続々とオープンしています。

コロナ禍でも密を避けながら楽しめるレジャーとして勢いはどんどん増していますよね。

今回ご紹介するのは、そんなグランピングブームの先駆けともいえる、静岡県沼津市の泊まれる公園 inn the park Numazu(インザパーク)

幻想的な球体テントと、ゆったり寛げるコテージ、グランピング利用した体験をレポートします☆

inn the park Numazuってどこにある?

inn the park Numazuがあるのは、静岡県沼津市

元々は地域で子供から大人まで30年間、地域の人に愛された沼津少年自然の家があった場所で、今でも愛鷹(あしたか)広域公園という広い多目的公園に隣接しています。

車で向かう場合の最寄りICは東名高速の沼津IC

沼津ICからおよそ9分と、アクセスもしやすい場所にあります。

車で10分圏内にスーパーやコンビニもあるので、ちょっとした忘れ物も安心。市街地から近いのに自然あふれる公園の中にあって、非日常を味わえるというのが醍醐味です。

公共交通機関で向かい場合の最寄り駅はJR沼津駅で、沼津駅からタクシーで約18分

もしくは沼津駅から「あしたか運動公園行き」のバスで終点まで行くと、徒歩12分で到着できます。

沼津の市街地から丘に登った先にあるので、施設からは遠く駿河湾を見下ろすこともできて景色も抜群ですよ☆

*施設情報*

  • 公式HP泊まれる公園 inn the park Numazu
  • 住所:〒410-0001 静岡県沼津市足高220-4
  • Tel:055-939-8366
  • 営業時期:通年
  • 滞在タイプ:球体テント・ドームテント・コテージ・グランピングテント
  • 食事:夕・朝食つき
  • 予算:¥17,600~ /名
  • 定員:2〜8名(宿泊棟による)
  • 持ち込み:一部OK
  • 子供連れ:OK
  • 駐車場:あり
  • ペット:一部OK
  • アクセス
    東京都内から車で2時間弱
    東名沼津ICから車で9分
    JR東海道本線「沼津駅」からタクシーで約18分
    JR東海道本線「沼津駅」からバス+徒歩で約35分
    ※プランや料金は時期等により変動する場合があります。公式HPなどでご確認ください。

inn the park Numazuの宿泊棟

今回のグランピング、仲良し家族と一緒に大人4名、子供(小学校低学年)2名で参加しました。

沼津港でお昼を食べて、水門びゅうおを見学し、ちょっとのんびりしてたらちょうどチェックインの15時前くらいになったので、時間に余裕のある方は是非、沼津港で海鮮を味わって。


沼津港大型展望水門びゅうお

チェックイン時に、ウェルカムドリンク(静岡の美味しいお茶が入った魔法瓶と、御茶菓子)と、焚火チケット(共有のたき火スペースを利用する場合に出す)、お部屋の鍵を受け取ります。

宿泊棟については迷った挙句、コテージの方がのんびりくつろげそうだけど、子供はきっと球体テントも気になるよね・・・!と贅沢に球体テントとコテージ、両方を借りることに。

球体テント泊のほうには、夜間の移動時に使う懐中電灯も渡されました。

この日は夕方から雨になる予報だったのですが、傘を1本しか持参していなかった私たち・・・ですが、ちゃんとレンタル用の傘もたくさん用意してありました!

管理棟に併設されたサロンは、天井が高くて開放的。


(出典:glamping-shizuoka.com)

くつろぎスペースとして利用できる他、カードゲームやボードゲーム、絵本や書籍も置いてあって、自由に楽しめます。


(出典:glamping-shizuoka.com)

ゲーム類はお部屋に持ち帰って遊ぶこともOKとのことで、みんなで食後に楽しめそうなものをチョイス。

スタッフの方に連れられて、施設内の説明を聞きながら、宿泊する場所へ案内してもらいます。

ではでは、まずはコテージからご紹介!

inn the parkのコテージ

inn the parkには3棟のコテージがあり、それぞれ最大8名まで利用できます。

8名まで利用できる・・・といってもそんなに広いのかなぁ・・・?なんて実はあんまり期待していなかったのですが・・・天井が高く吹き抜けで、とっても広々!でした。


大きな薪ストーブがある、リビング部分

よくキャンプ場などでコテージを利用すると、本当に空っぽ同然の殺風景なログハウスだったりしますが・・・、inn the parkのコテージはもう、高級貸し別荘みたいな雰囲気で、「こんなお家に住んでみたい・・・!」と夢膨らんでしまうほどでした。

広々としたベッドが並んだ寝室が1Fに3つ、2Fに1つあります。


ダブルベッドが2台の寝室が2部屋ある

元々は少年自然の家だった場所を、ノスタルジーな雰囲気を残しながらイノベーションしてあるので、懐かしい雰囲気の建具もあちこちに再利用されていて、いい感じです。

リビングスペースとは別に、和風の個室もあったりして、最大8名どころか実際にはもっと収容できそうな雰囲気・・・。


和風な小部屋

今回は寒い季節ではなかったので、薪ストーブの出番はありませんでしたが・・・、こんなに大きな薪ストーブに薪をくべたらポカポカに温まりそう・・・!


大型の薪ストーブ

コテージにはエアコンはもちろん、男女別のトイレと洗面所、冷凍冷蔵庫もあって、サロンのある管理棟・お風呂のある棟や共有の焚き火スペースまでも近いのがポイント。

この日は夕方から雨だったこともあり、屋内で2家族が集まれるコテージを借りて正解だったね・・・!と友人と話しました。

ただ、屋外でも屋根のあるたき火スペースやダイニングスペースも充実しているし、サロンもあるので、コテージがなきゃないで、なんとかなったんだろうなとも思います☆

ちなみに、コテージにはペット同伴可のプランもあるので、愛犬家さんも安心して利用できますよ。

inn the parkの球体テント

inn the parkといったら、やっぱり球体テント・・・!

子供たちはもちろん、大人も楽しみにしていた球体テントにいよいよご対面。

周りの木に支えられて浮いている様子は、本当にわくわくします。

球体の真ん中ではなくて、4/1の高さのところに床を作ってあるので、中は意外と広々としていて、セミダブルベッドが2台設置してありました・・・!


(出典:glamping-shizuoka.com)

入り口と反対側は、崖のようになっていて、見渡す限り森。

下の方には小川が流れていて、せせらぎの音に癒されます。

この小川の近くでは、5月〜7月ごろの夜、蛍が観賞できるのだそう。
実はその蛍の時期を狙って予約したのですが・・・、あいにくの雨で蛍を見ることはできませんでした・・・残念!

ベッドに寝っ転がって、透明な窓から見えるのはこんな景色。森に泊まれてる感満載です。

今回利用した球体テントは、10歳以下の子供を入れて3名まで泊まれる「吊テント(デラックス)」で、エアコンも完備だったので快適に眠れました!

 

inn the parkには、今回利用したコテージや球体テント以外にも、地面に設置してあるドームテントや、期間限定のベルテント型のグランピングテントも選べます!

デッキ付きのドームテント
(出典:glamping-shizuoka.com)

球体テントは吊りテントなので、テント内を移動したり、ベッドで寝返りを打ったりすると、船のように少し揺れます。

それがワクワクして良い!という人にはお勧めですが、ちょっと酔いやすい体質の人など不安な場合は据え置き型のドームテントがオススメ。


(出典:glamping-shizuoka.com)

これぞグランピング!という雰囲気のベルテント型グランピングテントは季節限定ですが、芝生広場の目の前に設置してあるので、より「泊まれる公園」を堪能できそうですね。

夜、芝生に寝っ転がって満点の星空を眺めたら、絶対最高ですよね・・・!

inn the park Numazuの共有施設

inn the parkには、以下の共有スペースがあります。

  • 男女別の大浴場があるお風呂棟(トイレも)
  • グランピングエリアに近いサニタリー棟(トイレ・洗面・シャワー)
  • たき火台スペース
  • サロンカフェ
  • 公園

大浴場のお風呂棟も、少年自然の家時代の名残を感じられて、小学校の卒アルで男子が大勢入っていた写真があったな・・・なんて思い出したりしました。


(出典:glamping-shizuoka.com)

古いものを残しながらも、とても清潔に管理されていて、気持ちよく利用できました!

こちらはたき火スペース。

焚き火を利用する時に、チェックイン時にもらったチケットを渡すと、スタッフさんが薪に火をつけて、焼きマシュマロ用のマシュマロと串を渡してくれます。

↑ こんな感じで子供も焼きマシュマロを楽しみました!

そして、芝生広場!

コテージから球体テントのほうに道を下っていくと、広々とした芝生広場が現れます。

丘の上にあるからか、周りになんの建物も見えないので、本当に普段の喧騒を忘れられる、癒しの空間です。

走り回ってもよし、寝そべってもよし(球体テントにレジャーシートが用意してあるので、持って出かけましょう!)、フロントでフリスビーなどアウトドア玩具の貸し出しも無料でしてもらえます。


(出典:glamping-shizuoka.com)

この芝生広場の奥には、子供が大喜びのアスレチック広場もあります!

ちなみに、コテージの上の方から森の散策コースもあるので、時間があったら是非、歩いてみてくださいね。


(出典:glamping-shizuoka.com)

私たちがお邪魔した日は、16時ごろからポツポツと雨が降り始め・・・17時には本格的に降ってきたので、コテージに退散しました。

ちなみに宿泊翌日、チェックアウトのあとも公園は普通に利用できます。

公園自体は、inn the parkの利用者だけでなく、公園を目当てに来るお客さんもいるので、みんなの憩いの場になっています。

チェックアウトの日は朝から晴れていたので、車はそのまま置かせてもらって、お昼前までのんびりと過ごしました☆

inn the park Numazuの食事

食事にも定評のあるinn the park。

実は今回も、かなり楽しみにしていたのが食事でした。

天気がいい日は、屋外のアウトドアダイニングで、炭火を使ったBBQスタイルのお料理を頂けるのですが、今回は雨だったので、サロンカフェでのコースメニューを頂くことに。

まずは、ボリュームたっぷりの前菜。

見た目もオシャレなんですが、驚くのはその美味しさ・・・!

高級フレンチのお料理です。

お魚料理も・・・

お肉料理も・・・

どれもこれも、優しい味わいなのに深みもあり、とにかく美味しかったです・・・!

デザートも美味しかったんですが(この日はティラミスと、ビワのコンポートに、食べられるお花が乗ってました)、写真を撮り忘れてしまいました。

それほど美味しくて、本当に(しつこいようですが)高級創作フレンチのお店に来ているみたいでした。

サロンカフェも夜は灯りがほの明るくなって、とってもいい雰囲気。

大きなテーブルにクラフト紙が敷いてあって、それを見るなり子供たちはお絵かきスタートで、食事の後半にはカラーペンも貸してもらえました。

食事の際には、各種ワインやクラフトビールなども追加で注文できます。

これはワイン飲みたくなりますよね〜!

ちなみに、inn the parkでは、アウトドアダイニングやサロンなど、共有スペースへの飲食物の持ち込みはNGになっています。

そのかわり、テントやコテージなどプライベートスペースへの持ち込みには制限がありません。

チェックイン後や、食事の後などに、まったりと飲みたい場合には、その分の飲み物やおつまみは持ち込んでおくと良いかも。

コテージには冷凍冷蔵庫もありますが、テントにはないので、クーラーボックスもお忘れなく☆

inn the parkの夜〜朝

夜の球体テント、こんな感じです。

雨降りで、コンディションはイマイチにも関わらず、やっぱりちょっとテンション上がります。

ただ、ドーム内の雨の音がけっこう激しくて・・・正直びっくりしました。

これって眠れるのかな・・・と心配でしたが、子供はあっという間にすやすや、わたしも気がつけば眠りに落ちていました。

結構な音だったけど、やっぱり自然の音だから眠れたのかな・・・。

そして翌朝、いい天気!

近くのサニタリー棟に行ってみましたが、思いの外清潔でびっくりしました。


朝のドーム&球体エリアの様子

ふと足元を見ると、サワガニさんが!

雨上がりでしたが、チップが敷き詰めてあるので足元がぬかるんでいるということもなく、快適です。

朝食は「季節のサンドイッチ」とスープ、ヨーグルト、コーヒーなどをサロンカフェに取りに行って、好きなところで頂けました。

チェックアウトが10時ということで、荷物をまとめてチェックアウトをし、改めて公園で少し遊んで・・・、改めて「近くに公園があるっていいなぁ・・・!」と実感したのでした。


以上、静岡県沼津市の泊まれる公園 inn the park Numazuの宿泊体験リポートでした!

元々あった少年自然の家の面影を残し、自然の地形を活かしながらも、しっかりと管理されて、ホスピタリティーも随所に感じることができる、上質な施設、予約がなかなか取れないというのも納得ですね。

あいにくの雨で、手持ち花火やホタル鑑賞はできませんでしたが、それでも充実した滞在をすることができました。

参考にしていただけると幸いです!

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