アウトドアブームが広まり、不況知らずのアウトドア業界。
続々と新しいキャンプ場やグランピング施設がオープンする中、課題となってくるのが「他との差異」。
特にキャンプ場やグランピング施設が多い千葉県や山梨県など自然豊かで都心からのアクセスも良い地域は、集客が見込める反面、ライバル施設も多くなるので「うちのキャンプ場 / グラピング施設にはこれがありますよ!」というサービスでの差が施設選びのポイントのひとつになります。
そんな中、人気となっているのがアウトドアサウナ。
自然の中で気持ちの良い汗をかいてリフレッシュできるプラスαのサービスとして、導入している施設も増えています。
というわけで、今回はキャンプ場やグランピング施設で導入できる屋外用サウナのおすすめブランド4つ、ご紹介していこうと思います!
一般的に、温泉やスパ施設で使用されているサウナというと、高温サウナ(遠赤外線)などの乾式サウナか、ミストやスチームタイプの湿式サウナをイメージする人も多いと思います。
それに対して、アウトドアサウナとして採用されているのは、フィンランド式サウナというものです。
フィンランド式サウナの中でも日本のアウトドアで人気なのは、フィンランドに伝わる入浴法「ロウリュ(ロウリュウ)」という方法を用いたもので、薪をくべたストーブの上で熱したサウナストーンに水をかけることで生じる熱い水蒸気で室内を温める方式です。
乾式サウナのようなピリピリ感もなく、サウナと外気浴や冷水浴を繰り返すことで深いリラクゼーション効果があるのだそう。
薪をくべるというスタイルや、電力を必要としないこと、高額な設備投資やリフォームをしなくても導入できることもあり、またアウトドアでサウナを楽しめる=清々しい爽快感が味わえる、ということで利用者にも喜ばれています。
森林浴ができる場所や、近くに小川など水場があるところにぴったりですね。
フィンランド式サウナで人気のブランドと、それぞれの製品をご紹介します☆
日本老舗サウナメーカー、METOS(メトス)。
元々海外メーカーの暖炉やサウナも扱うエキスパートで、フィンランド式サウナをいち早く日本に紹介した会社でもあります。
テントタイプやロッジタイプなど多様なサウナを販売しているので、一部をご紹介します。
(出典:metos-planning.com)
フィンランド後で「汗」を意味する「Hiki」が名前についているサウナ用のテント。
運搬や組み立てが簡単なコンパクトタイプで、定員数は2〜3名です。
(出典:metos-planning.com)
フレーム数が少なく、運びやすさを優先した六角形テント。
窓から外の景色が眺められるのもポイントです。
(出典:metos-planning.com)
アルミフレーム使用で軽量の自立式テント。
設営も容易で、天窓から光が入り外からは見えない仕様なので人の目を気にせず入浴できます。
(出典:metos-planning.com)
定員数14名と、大人数で利用できる大きなテント。
テント3面に窓があるので、外の景色を眺めながら入浴できます。
人の出入りも考え、熱気が逃げないよう入り口が2重構造になっています。
テントサウナ®シリーズの参照はこちらへ→METOS テントサウナ®
(出典:metos-planning.com)
本場フィンランドの本格的サウナ小屋を再現した、サウナモッキ。
パワフルな薪ストーブとサウナストーンで効率よく本格的フィンランドサウナを行えます。
サウナモッキについて詳しくはこちら→METOS サウナモッキ
(出典:metos-planning.com)
お洒落なトレーラー型のサウナ、メトスアセマ。
実際に牽引して移動できるため、施設内を移動してサービス展開することも可能。
ロウジュでのフィンランド式サウナはもちろん、乾式サウナとしてや、暖とり小屋としても利用できるマルチタイプです。
メトスアセマについて詳しくはこちら→METOS メトスアセマ
(出典:metos-planning.com)
なんとも可愛らしい外観のイグルーサウナ。
小人の家みたいで愛くるしい外見ながら、効率的な熱流動で本格的なサウナが楽しめるコンパクトドームサウナです。
薪ストーブとサウナストーンの遠赤効果で温まる乾式サウナも、フィンランド式サウナも両方楽しめるタイプ。
外観の木の色味も選べます☆
イグルーサウナについて詳しくはこちら→METOS イグルーサウナ
テントサウナ®、トレーラー、ドームタイプと様々な屋外フィンランドサウナ設備を提供しているMETOS、導入施設も増えて人気のメーカーです。
ロシアのメーカーMobiba(モビバ)も、手軽にフィンランドサウナが楽しめるテント式サウナで人気があります。
2つのタイプが有名ですが、特質すべきはどちらもとてもコンパクト&軽量で持ち運びや設営も楽チンなこと。
キャンプ場やグランピングでレンタル用として常備しておいても良さそうですね。
(出典:rakuten.co.jp)
専用のキャリーバッグふたつにすっぽりと収まるコンパクトサイズ(サウナストーン別)、組み立て式のストーブで十分本格的なフィンランドサウナが楽しめる、モバイルサウナ。
テントとストーブを合わせて25kg弱と、自家用車にも積んで移動できることから、個人所有する人も増えているモデルです。
楽天市場などでも取り扱いがあります。
(出典:rakuten.co.jp)
その名の通り、バックパックの形に収納でき、背負って持ち運びのできる超コンパクトテントサウナです。
どこにでも持ち運んで自由にサウナが楽しめるのが魅力。全重量はストーブも含めて13kgと超軽量。
(出典:rakuten.co.jp)
ストーブ部分に水を入れておくスチームタイプのサウナです。
別売のフライシートで、全室付きのサウナルームにも。
楽天市場でMobibaの商品を探す→楽天市場検索結果「Mobiba」
こちらもロシアのメーカー、MORZH(モルジュ)のテントサウナ。
3層式で高い機能性と、初心者でも扱いやすいシンプルな構造が魅力の人気メーカーです。
メーカー名そのままの名前を冠した、MORZH(モルジュ)。
(出典:saunacamp.net)
ちなみにロシア語の綴りではморжと書き、セイウチという意味だそう。
シンプルな形ながら、本格的な機能を備えている3層式のフライシートと高性能ストーブが特徴で、マイナス20℃のロシアでも使われているという安心感もポイント。
また、ポール2本で自立するシンプルフレーム構造なので一人でも設営も可能というのも嬉しいですね。
色合いはシックな黒から迷彩風、カラフルなロシアンカラーから選べます。
(出典:saunacamp.net)
MORZHとほぼスペックは同じで、天窓があるタイプのMORZH SKY(モルジュ スカイ)。
(出典:saunacamp.net)
横からの風景だけでなく、雲の流れや星など上からの風景も開放的に楽しみながらフィンランドサウナが楽しめます。
(出典:saunacamp.net)
こちらも、3つのバリエーションから色の選択が可能。
広々とした空間を持つ大型店とサウナのMORZH MAX(モルジュ マックス)。
(出典:saunacamp.net)
オプションでストーブを追加して、ストーブを2台設置すれば大きなサウナ空間として最大12名が同時に利用できます。
中を部屋のように仕切れる構造になっているので、ストーブ1台で片方をサウナ室、もう片方を脱衣所などの前室という風に使い分けも可能。
(出典:saunacamp.net)
広々しているのでベッドなどを設置することもでき、ウィスキングなどのサウナプログラムを行うことも可能になっています。
こちらも色はロシアンカラーバージョンや迷彩バージョンも選べます☆
(出典:saunacamp.net)
MORZHの普通サイズを少人数向けに、大きいサイズをグループでの貸切用になど使い分けるのもよさそうですね。
モルジュシリーズについて詳しくはこちら→MORZH公式ショップ
お洒落なサウナといえば、北欧のバレルサウナ。
木製で筒型のサウナで、天井が円形型で熱が循環しやすく、ロウリュタイプのフィンランド式サウナに適した形なのだとか。
入り口と反対側が窓になっているものだと、自然の景色を眺めつつ心も体も整う体験ができると人気です。
(出典:totonou.co)
北欧メーカーのバレルサウナを輸入販売している会社はいくつかありますが、totonoüではフィンランドのお隣の国・エストニアからバレルサウナを輸入し、販売しています。
エストニアは北欧の国で、フィンランドと同じようにサウナの文化がある国ですが、物価がフィンランドに比べて低いため、比較的安価でバレルサウナを日本に紹介できるのだそう。
現在は、2つのサイズバリエーションを取り扱っています。
(出典:totonou.co)
4人用・通常サイズのバレルサウナ(2.2m)。
2名づつ向かい合って座るスタイルになります。
ストーブや使用などをグレードアップすることも可能で、基本価格は¥1,000,000〜。
庭先やテラス、屋上などに気軽に設置できる大きさで、好みに合わせて塗装を施してオリジナルの風合いを出すこともできます。
受注発注のため、生産〜輸入を経て数ヶ月後に納品されます。
およそ倍の長さで、5〜7名利用できるバレルサウナ(4m)。
(出典:totonou.co)
スペースさえあれば屋上などにも設置が可能なサウナルームで、奥行きが4mあるのでかなり存在感もありますよね。
エストニアのバレルサウナについて詳しくはこちら→totonoü
そういえば、以前オリラジの藤森さんが山を買ったという件について記事を書きました。
清流の湧き出る山の一角を購入し、仲間が自由に使える村を作っていきたいと夢を語っていた藤森さんですが、念願だったサウナとして選んだのはトトノウのバレルサウナでした。
これはほんとに、サウナ好きは憧れちゃいますね・・・!
以上、屋外用のフィンランドサウナテントのおすすめブランド4選をご紹介しました。
これからサウナが恋しくなる季節。
キャンプ場やグランピング施設での導入を検討してみてはいかがでしょう。