テレビ東京系、2019年の深夜放送枠のドラマ25で放送の「ひとりキャンプで食って寝る」
そのタイトル通り、ひとりでキャンプをして美味しいものを食べて寝る男女それぞれの姿を描いたドラマで、奇数回の主人公・大木健人を三浦貴大さんが、偶数回の主人公・七子を夏帆さんが演じています。
第9話目は監督:横浜聡子さん、脚本:飯塚花笑さんの回で、タイトルは「木更津でタイカレー焼きそば」です。
その第9話に出てくるロケ地の場所や食べ物のレシピ、登場するグッズやアーティストの紹介を、感想も交えてお伝えします!
仕事で失敗し、休日も午前中出勤になってしまった、三浦貴大さん演じる大木健人。
東京からさっと行ける距離でキャンプイベントが開催されているのを知り、向かいました。
向かった先は、千葉県の木更津。公園で開催されたキャンプイベントということで、普段はキャンプ場としては使われていないようですね。
後半、釣りをしているシーンがあったので、海沿いで釣りもできる芝の公園というと、木更津港の内海公園、中の島公園、鳥居崎海浜公園、潮浜公園あたりでしょうか。
大木健人が住んでいる世田谷区から車で1時間ほどの距離にあります。
海に面していて、木々に囲まれたいい公園が木更津港沿いにはたくさんあるんですね。
釣り場としても知られているようなので、興味がある方は行ってみては?
毎回缶詰を使ったキャンプ飯を楽しみにひとりキャンプをしている主人公の大木健人。
手軽に缶詰のアレンジでできる上に美味しそうに食べるということで、「飯テロドラマ」とも言われるようになった「ひとりキャンプで食って寝る」恒例のレシピ紹介です。
冒頭におもむろに始まったぜんざい作り。
実家のお母さんから「お正月の残りもの」として送られてきた切り餅を使います。
ぜんざいの材料
ぜんざいの作り方
キャンプ初心者の筆者は、キャンプに餅という発想がありませんでしたが・・・、そういえばどんと焼きなんかでも餅を焼くし、ゆであずき缶を持参すれば簡単に温かいぜんざいが作れますね!
健人が持っていっていたのは、「HOTEIのゆであずき缶(甘さひかえめ)」でした。
仕上げに塩っ気を足すのがポイントですね。
仕事での嫌なことを忘れようとキャンプに来た健人でしたが、ばったり上司に出会ってしまいます。
ゲスト俳優の田口トモロヲさん演じる会社の上司・鈴木徹がカレーを作ってくれることになり、健人もそれを手伝うことに。
何を作っているのか分からないまま、言われるがままに健人が作って完成したのが、ナスのアチャール。
インドのピクルスのようなもので、カレーの付け合せなんだそう。
ナスのアチャールの材料
ナスのアチャールの作り方
上司の鈴木徹は、スパイスを必要な分だけ、種類ごとに小さな小分け袋に入れて持ってきていましたね。
番号をマジックで書いておけば、入れる順番も一目瞭然。
スパイスから作るカレーなど、キャンプ飯にこだわってみたい方にはオススメの方法です。
ちなみに、田口トモロヲさん演じる鈴木徹は、チキンのトマトカレーとナンを作りました。
ナンは生地を作ってラップにくるんで持参し、現地で伸ばしてフライパンで焼く感じですね。
フライパンで焼けるナンミックスがスーパーなどでも売っているので、キャンプ飯のバラエティーのひとつに加えてみたいメニューです。
チキンカレーは玉ねぎ・色んなスパイス・トマトピュレ・チキン・塩が基本と思いますが、詳しいレシピが分からないのでお好みのスパイスで挑戦してみてください。
ポイントは玉ねぎ(粗みじん切り)をしっかり炒めること。
炒めて、焦げそうになったら火を止めて冷まして、また火を付けて・・・を繰り返し、「焦げ死ぬか否かのギリギリまで玉ねぎを追い込む」のが肝心だそうですよ。
上司が寝てからやっと、楽しみにしていた「タイカレー焼きそば」を作ることができた健人。
今回も缶詰+インスタント焼きそばという手軽で常温保存のできる食材ですね〜。
タイカレー焼きそばの材料
タイカレー焼きそばの作り方
これまた、すぐにでもコンビニに材料を買いに行って食べたくなるレシピですね〜!
三浦貴大さんの回は本当に、小腹のすいた夜中に見るのがつらいです・・・。
今回もドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」に登場したギアを紹介します。
9話で初めて出てきたものだけでなく、9話で特に目に留まったものも載せましたので参考にしてみてくださいね。
田口トモロヲさん演じる上司・鈴木徹が使っていた赤いコンロ。
これはキャンプをしたことがある人ならきっとすぐにピンとくる、Colemanのパワーハウス LPツーバーナーストーブ II です。
(出典:amazon.co.jp)
ドラマに登場した赤色以外に、グリーンもあります。
(出典:amazon.co.jp)
LPガスのOD缶をそれぞれに接続して使うガスコンロで、Colemanの純正缶でなくても規格が合えばプリムスのなどを使うこともできます。
使い終わったらOD缶を外して薄く折り畳め、片手で持ち運びできるので便利ですね。
健人がひとりキャンプで料理をする時に使っている、一口のガスコンロ。1話目から出てました。
缶詰を使って簡単にさっと作って鍋から食べる、が男のキャンプらしくていいですよね。
このコンロは、SOTO レギュレーターストーブ FUSION ST-330。
(出典:amazon.co.jp)
小さな鍋から、底面積の広い鍋まで安定して置くことができ、使っていないときはコンパクトに折り畳めるスグレモノ。
普通のテーブルコンロに比べると値は張りますが、シンプルかつカッコいいキャンプスタイルにオススメです。
キャンプをしている時に会った健人に、会社にいる時とは全く違う面を見せてくれた課長(田口トモロヲさん演)。
後ろに写り込んでいた課長のテントはColemanのタフワイドドーム4 300。
(出典:amazon.co.jp)
わりと定番のギアを選んでいるところが、真面目な課長っていう感じがしてリアリティーありますね。
健人が夜、ひとりでタイカレー焼きそばを食べてお酒を飲んでいると、不意にパーカッションの音が聞こえてきます。
音に誘われて行ってみると、ライブをしているグループが。
このパーカッショングループの中に、エキストラとして実際にミュージシャンとして活躍している方々が混じっていたんですが、気づきましたか?
それは、インストアコースティックバンド・バセルバジョンの兒玉峻さん、佐藤聡太さん、三本杉国貴さんです。
踊っている女性はメンバーではなく、男性だけで活動されているみたいですね。
(出典:towershibuya.jp)
今回は三浦貴大さんの歌がなかった代わりに、キャンプイベントらしい雰囲気をもり立ててくれて、また夏になったらフェスとかも行きたいな〜なんて思った方も多いのでは?
泊まり野外フェス用にキャンプギアを揃えてみるのも良さそうですね!
ドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」の第9話は、キャンプ場ではなく木更津港の公園でのキャンプイベント参加でした。
車に乗って遠くに出かけなくても、こんな風にアクセスの比較的楽な場所で開催されるキャンプイベントに参加してみるのも楽しそうですね。
冒頭で、実家のお母さんからの手紙を手紙を読むシーン。
出ていってしまった彼女・理恵子のことを「仲良くやってますか?」なんて、お母さんも知っているほど長く本格的に付き合ってたのか〜と思うとまた切なくなりました。
そして今回のゲスト俳優・田口トモロヲさん。
言わずと知れた名バイプレーヤーの一人ですが、今回は妻子に出ていかれ、仕事で嫌なこともあり、そんなモヤモヤした気持ちをひとりキャンプでカレーを作って食べたりブッシュクラフトをして鎮める・・・という切なくも温かい人柄を感じる役でした。
ブッシュクラフトというのは、ナイフで木を削って道具を作ったりして、自然の中で遊びながら生きるすべを知るという作業で、木のぬくもりや草の香りを感じながら自分と向き合ういいスタイルだなと思いました。
作った笛が鳴らなくて、思い通りにならない負の感情をさらけ出してしまった課長でしたが、課長が投げ捨てた笛を健人が拾っておいて、ラストのパーカッションライブの時に吹いてみたら鳴って幸せな気分になりました。
当たり前のことですが、ひとりキャンプをしている人たちにはそれぞれにバックグラウンドがあって、いろんな人がいろんな人生を生きているんだなぁとしみじみと思いました。
健人と課長のように毎日仕事で顔を合わせていてもお互いの本音や家のことなどを話す機会がなかったりして、こんな風に偶然プライベートでキャンプをすることになって良かったと思います。
でも、偶数回の主人公、夏帆演じる七子だったらきっとその場をそっと逃げ出すでしょうね・・・。
改めて今回の「タイカレー焼きそば」も、テロ飯としては破壊力がありましたね。
夜食やキャンプでなくても普通に作りたくなりました(笑)
三浦貴大さん演じる主人公・大木健人の缶詰レシピはとても参考になるので、見逃してしまった方は他の回の記事も読んでみてくださいね!