テレビ東京系、2019年の深夜放送枠のドラマ25で放送の「ひとりキャンプで食って寝る」
そのタイトル通り、ひとりでキャンプをして美味しいものを食べて寝る男女それぞれの姿を描いたドラマで、奇数回の主人公・大木健人を三浦貴大さんが、偶数回の主人公・七子を夏帆さんが演じています。
偶数回は脚本・監督:冨永昌敬さん。
その第10話に出てくるロケ地や食べ物のレシピ・使われているグッズなどを、感想も交えてお伝えします!
夏帆さん演じる七子が今回キャンプにでかけたのは、富士山の見える磯のある場所でした。
すっかり釣り人らしい貫禄が出てきた七子が、メジナ釣りとキャンプをしていたロケ地は、神奈川県三浦市の、城ヶ島です。
城ヶ島といえば第6話で初めてメジナ釣りにチャレンジした七子が向かった先も城ヶ島でした。
第6話では長津呂の磯がロケ地でしたが、第10話は馬の背洞門のところの海岸で、観光名所としても知られる奇石の馬の背洞門(別名メガネ岩)が写っていました。
今回はちゃんとタモも用意して磯釣りに挑んだ七子、無事メジナとキスを釣り上げていましたね。
七子のロケ地選びでは、偶数回の監督・冨永昌敬さんが「夏帆さん演じる七子に、本当に釣れた喜びを感じてほしい」ということで、実際に自分が釣りをしたことがあり、釣れた経験がある場所を選んでいるのだそう。
とは言ってもなかなか思うように釣れないこともあり、本当に七子が釣り上げることができた時には思わず歓声を上げてしまったとか。
夏帆さんも、なかなか釣れないロケでも粘り強く頑張っているそうです。本当に釣りをしながらロケをしてるなんて、凄いですよね・・・!
城ヶ島の馬の背洞門のところの海岸は、岩のすぐ横の階段もしくは、ドラマでゲスト俳優の山下リオさん演じる冬子と中島歩さん演じる順平が降りてきたルートがあるようです。
今回の磯釣りでは無事にメジナとキスを釣り上げることに成功した七子。
釣りたての魚メインの料理を、偶然知り合った山下リオさん演じる冬子と中島歩さん演じる順平に振る舞うくらい心の余裕が感じられました。
これまでのひとりキャンプでは、人と関わることをあまり好んでいなさそうだった七子が、自分から彼氏(順平)と喧嘩してひとりになった冬子を招き入れたのは意外でしたね。
釣りたてのメジナを3枚におろして、塩コショウをして焼くだけ。
新鮮なお魚だからシンプルな食べ方が一番美味しいですよね!
3枚におろしたメジナの骨の部分をぶつ切りにして、アラ汁を作った七子。
釣りの時に通りかかった冬子のテント前で、冬子が作っていたカレーの香りにそそられて、アラ汁にカレー粉を投入しました。
七子は「失敗した、まずい」と言っていましたが、冬子は「美味しい!お姉さん厨房の人?!」と大感激していましたね。
アラ汁をはじめ、ちょっとしたスープにカレーのアクセントが簡単に付けられるカレー粉、キャンプに持参すると便利そうです。
翌朝、初めてキスを釣り上げた七子。
いつものように天ぷらにでもするのかな・・・と思いきや、パスタを作りました。
ウロコを取って、3枚におろしたキスを一口大に切り、ニンニク・鷹の爪・オリーブオイルで炒めて、茹でたパスタを加えてから、バターと塩コショウで味を整えて完成。
パスタは小さな鍋でも茹でやすい半生のものを用意してました。
最後にバターを加えるのがポイントですね!
ひとりキャンプで食って寝るの第10話では、気まぐれに登場する夏帆さん演じる七子の鼻歌が出てきましたね。
今回七子が歌っていたのは、1966年に発売された黒沢明とロス・プリモスのシングル「ラブユー東京」です。
同棲して、何度も籍を入れるかどうかの瀬戸際まで行ったのに、踏み切ることのできない優柔不断な彼氏順平(中島歩さん演)とキャンプでの喧嘩をきっかけに別れようか悩む冬子(山下リオさん演)の気持ちを表しているかのような歌詞「明日からはあなたなしで生きてゆくのよ」が印象的な歌。
(出典:utaten.com)
いつも冬子がいないと何もひとりではできない順平に向けた歌のようにも思えますね。
今回のひとりキャンプで食って寝る第10話では、いつの間にかすっかりひとりキャンパーの風格が出てきた七子に驚きました。
釣りもできるようになり自分に自身がついてきたからか、傷心の冬子を自分のテントに泊めてあげるなど、今までになかった七子の一面が見えた気がします。
今回も七子の職業について、冬子が「厨房の人?!」と聞くと「料理人じゃないし!」と応えていた七子。
これまでも、看護師じゃない、セールスマンじゃない、と回ごとに七子の職業は何だろう?と謎が残ります。
冬子の恋愛相談に応じてあげる割には自分のことを一切明かさない七子ですが、この先果たして何か明らかになるのか・・・?気になります。
そして今回のゲスト俳優、山下リオさんと中島歩さん。
毎回のゲスト俳優が楽しみな「ひとりキャンプで食って寝る」ですが、今回もおふたり「本当にありそうなカップルの喧嘩」をそれぞれ男女のキャラクターをうまく演じていらっしゃいました。
しっかり者でひとりでキャンプだって慣れっこの冬子と、ひとりではテントの場所も何も決められない、いつも一緒に決めたい順平。
そんな順平にイライラし、もう別れたい!と思ってしまうも、いなくなることを考えたらやっぱり寂しい・・・
そんな女心にもちゃんと向き合おうとせず結局何も考えていなさそうな順平と、そんな順平を見限りたいけど寂しくもある冬子、この後ふたりはどうなるのか・・・としばらく思い巡らせてしまいました。
キャンプというシチュエーションだからこそ、しっかり男らしいところを見せられたら良かったのに・・・初心者カップルでキャンプに行ったりする場合にも、こういう喧嘩は起こりがちだと思うので、テントを新しく買ったりした場合には実際にキャンプに行く前に試し張りをして使い方を把握しておくとか、キャンプ予定の場所について下調べをしておくというのが大事ですね。
今回はドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」の第10話「ラブユー!もう一人のひとり」のロケ地やレシピ、夏帆さんが歌った劇中歌について紹介しました。
参考にして頂けたら幸いです!