日本テレビのトークバラエティー「マツコ会議」に出演された、ヒロシさん。
マツコさんをして、「今若者に一番憧れられている人」と紹介されたヒロシさんは、ソロキャンプの様子を公開するYoutubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」でソロキャンプのカリスマ的存在として再ブレークしています。
ヒロシさんを中心に結成された「ソロキャンプグループ・焚火会」も、それぞれのメンバーがキャンプの様子をYoutubeチャンネルで公開し、それぞれに注目を集めてテレビでもキャンプ関連のお仕事で登場することも多くなっています。
そんなヒロシさんですが、「ヒロシです」のネタで一世を風靡した頃にはテレビ局に入ることが怖く、メイク室で他のタレントさんと顔を合わせたりすることも苦手、とにかくテレビから離れたい一心で、自ら芸能界から離れる生活を送った時期がありました。
再ブレークを果たした現在も、あまりテレビには出たくない(テレビ局に行きたくない)ことには変わりのないヒロシさんが、今回マツコ会議に出演した理由は、以前マツコさんと一度仕事で一緒になった際に、その頃芸人としてのブレークが下火になってどん底だったにも関わらず、「ヒロシさん」と「さん付け」で呼んでくれたから、だそう。
こんな自分を「ヒロシさん」と呼んでくれるとはなんて人格者なんだ!と印象に残ったそうです。
かたやマツコさんは、「自分も暗い人間だし、どこか通じる部分があると思う。キャンプというか焚き火にも興味が実はある。」とのことで、今回の共演となったようです。
というわけで、マツコ会議に出演したヒロシさんがマツコさんに伝授した、ヒロシさん流ソロキャンプや山を買った理由などをまとめました。
2019年に、3000㎡という広さの山を購入したことで話題になったヒロシさん。
何か使用目的があって山を購入したの?という感じでマツコさんから聞かれたヒロシさんが明かした理由は、
ということでした。
「えっ、物理的な理由なの?!」とマツコさんも驚いていましたが、本当に率直に、必要に駆られて山を購入したというのが理由のようですね。
ヒロシさんが「ヒロシ川」と名付けた小川が流れる手付かずの土地で、3日間草刈りをし、黙々と開拓を続けているそうです。
マツコさんとソロキャンプについて語り合ったヒロシさん、マツコさんも激しく同意をする場面が多々ありました。
もともと、「仲間でキャンプに行ってもしんどい」「大勢でキャンプをしても絶対に何人か楽しめない」「東京のコミュニティーを自然の中にまで引きずりたくない」と行った、基本的な意見が完全に一致していたマツコさんとヒロシさん。
同じように感じたことのある人は、ぜひ参考にソロキャンプをしてみてくださいね。
(出典:happycamper.jp)
人から「ソロキャンプって何をするの?」と聞かれて「いや、何もしない、火さえあればそれでいい」と答えるというヒロシさん。
アウトドア料理をするのが面倒臭ければ、アンパンと牛乳を持って行って焚き火を眺めればいい。
途中でもう帰ろうかな、と思ったらテント泊せず帰ってもいい。
自然の中で何もしないでいることが、最高の贅沢。
実にシンプルなソロキャンプです。
確かに、いざキャンプをしようと思うと、やれ道具を揃えて、食材を買って、忘れ物があればいちいち凹んで・・・となってしまうし、ついついいろんなタスクを課してしまって何を楽しんだのか結局分からなくなってしまいますよね。
キャンプに行ったらあれしたいこれしたい、も良いですが、何もしないソロキャンプというのを一度経験すると人生ちょっと変わりそうですね。
火なんて、ライターでもチャッカマンでも簡単に手に入りますが、ヒロシさんのこだわりは「火打ち石と火打ち金で火を起こす」こと。
「焚き火は人生」と言い切るヒロシさん、時間と手間が少しかかるけれど、自分で火を起こす=赤ちゃんを作るという感覚で、大切に火を起こしています。
なかなか火がつかない時間をひとりで楽しめるのも、ソロキャンプの醍醐味。
他の人から「ねー、火、まだー?!」なんて言われることもありません。
赤ちゃんから立派な大人に育て上げた焚き火が、最後は灰になって終わる・・・という所に人生を重ね合わせているというヒロシさん。確かにそう言われるとそうですね・・・、焚き火って深い。
ヒロシさんが火を起こす時に使う道具は5つ。
(出典:amazon.co.jp)
火打ち石は、角が尖って鋭い石が火起こしには適しているのだそうで、川原などで石を拾ってハンマーで叩いて尖らせてもOK。
でも初心者は、アマゾンなどで買っておくのが安心ですね。
(出典:amazon.co.jp)
火打ち金もアマゾンなどで購入できます。
ヒロシさんが使っていたのはこんな形のやつでしたね。
(出典:amazon.co.jp)
チャークロスというのは、炭化したコットンのことで、火花をキャッチされて火種を作るために、火打ち石と一緒に指で持ちます。
チャークロスの状態で購入もできますが、焚き火で簡単に自作できるので、最初だけ購入してあとは自作、とかでも良さそうですね。
(出典:happycamper.jp)
厚手のコットン(カンバス・帆布など)を缶に入れ、蓋に1mmほどの小さな穴を開けて焚き火にくべると、布が炭化して真っ黒になります(薄い布だとボロボロになるので厚手の綿100%の布を用意)。
自作キットなども販売されています〜。
(出典:amazon.co.jp)
(出典:amazon.co.jp)
チャークロスに火種がついたら、それを優しく乾いた枯葉で包み、息を吹きかけてそっと焚き火台に載せます。
焚き火台はピコグリル398という軽量で折りたたみができるものを愛用されています。
(出典:amazon.co.jp)
火吹き棒は、ちょっと離れたところから火種めがけて効率的に息を吹き込むための道具で、小学校なんかで先生が持っていた伸びる棒がストローみたいになっている道具です。
これもアマゾンなどで¥1,000くらいで買えます。
とりあえずこの4種の神器さえ忘れなければ、あとは枯葉や薪を集めて焚き火を楽しめます!
マツコ会議で、「生き方が本当に参考にできる」と絶賛したヒロシさんの生き方。
生きづらさを感じるなら、逃げることも大切!という強いメッセージを伝えていました。
逃げることで失うものがあるかもしれない、最悪のことも考えながらも、全部自分で引き受けて、一旦芸能界や苦手な人間関係から逃げるという選択肢を選んだヒロシさん。
書籍「ひとりで生きていく」も多くの共感を呼んでいます。
最近は、嵐の大野智さんにもソロキャンプ術を伝授し、意気投合していました。
大野智さんといえば、嵐の活動休止の理由のひとつに、大野さんが自分の人生を生きたい、みたいなのがありますよね。
忙しい生活や、アイドルとしての自分、いろんなしがらみから一度逃げてみたい、そんな気持ちで通じるものがあるのかもしれません。
ソロキャンプのカリスマ的存在として再ブレークを果たしているにも関わらず、決して偉そうにせず常に謙虚で、誰に対しても丁寧な敬語で接するヒロシさん、人間としても好感を持った方も多かったのではないでしょうか。
今回は、マツコ会議に出演したことでまたさらに注目が集まっている、ヒロシさんのキャンプ術や火起こし道具、山を買ったきっかけについてまとめました。
参考にしていただけたら幸いです。