手軽に快適なアウトドア体験ができることで人気のグランピング。
日本各地に、その土地の利や自然を活かし、趣向を凝らしたグランピング施設が続々とオープンしています。
グランピングのゲストルームといえば、アウトドアを感じられるテントが主流ですが、特にここ最近人気が高まっているのが、ドーム型のテント。
個性的で目を惹く形と、ドーム内の気温調節がしやすく快適に過ごせること、丈夫で長持ちすること、メンテナンスに手がかからないことなどから、多くの施設で採用されています。
実はドームテントが人気なのは日本だけでなく、元々は海外が発祥で、日本よりもずっと早くからドームテントを採用している国がたくさんあるのです。
中でも、ポーランドのメーカーFdomes社が手がけるグランピング用のドームテントは、これまでに世界50か国以上、なんと5000ドーム以上がグランピング施設で使われているのだそう。
このメーカー、2021年には世界的な建築の賞「Architizer A + Awards」の「コンパクトな居住空間部門」で賞を獲得しているということで、その性能やデザインが世界的に認められているということなのですね。
そんなFdomes社のインスタグラムを見ていると、それぞれのグランピングサイトのオーナーさんたちが、まるでキャンバスに絵を描くように、思い思いの個性的なサイトを創りあげていることがわかりました。
というわけで今回は、日本のドームテントサイトでも是非真似してみてほしいおしゃれなグランピング・ドームテントサイトたちを紹介します!
まずはFdomes本社のあるヨーロッパから、いくつか紹介していきます!
グラマラスな雰囲気満載のARDOME。
オランダにあるグランピング施設で、季節によって移り変わる景色とともに、ドーム内部もハイセンスに飾ってあります。
ロッキングチェアやテーブル、証明など、ひとつひとつのインテリアの形がとっても美しいです。
自然の中に溶け込むグリーンのテントの横には、木でできた五右衛門風呂が。これもおしゃれですね。
のどかな農場が広がるサウスウェールズの山脈・ブレコンビーコンにあるArgoed Barns。
カントリー調なインテリアがセンス良く配置してあります。
すっきりとしているのに、ちゃんとおしゃれにまとまっていて良いですね。
夜にはこんな満天の星空が広がるのだそう・・・最高ですね・・・!
ポーランドのグランピング施設、TATRA GLAMP。
柄付きの大きな一人がけソファーがとっても良いアクセントになってます。
ベッド周りもおしゃれ。
美しい芝生に配置されたドームが印象的な、イギリスのBeavers Retreat Glamping。
インテリアは白を基調にすっきりとまとめつつも、ところどころにアクセントが入っていて素敵です。
内側のフレームワークの幾何学模様も上手に活かしてますね。
続いて、アメリカ大陸の施設を見てみましょう。
メキシコの熱い情熱が写真からも伝わって来そうな、Zokalma Eco Glamping。
自然そのままの枝や丸太の形をそのまま活かしたウッドデッキがサイトの雰囲気をぐっと上げています。
森の木々の中、まるでツリーハウスのように高く作られたウッドデッキ上に建てられたドームテント、中にも外にもハンモックがあって、自然に揺られるターザン気分を味わえそう。
壮大な自然に恵まれた国、カナダのケベック州、Charlevoixの山の中にある、Domescharlevoix。
ウッドデッキ上にドームとジャグジーがあって、とってもおしゃれ。
しかもこの立地・・・すごいです。
外は雪でも屋外でジャグジーに入り、ドーム内で暖かく過ごせる、ドームテントを上手に活かしてますね。
インテリアはグレーを基調にシックでモダンな雰囲気。
カナダの島、ケープブルトン島にあるグランピング施設、Archer’s Edge。
切り立った崖の上にドームテントが並んでいて、目の前は海!という立地で、ドームの中のベッドから外を眺めてゴロゴロできるような配置になっています。
ベッド以外のインテリアはベッドの後ろか横に配置し、ベッドからの視界を遮らずに景色が見えるような工夫が感じられますね。
アメリカ合衆国、ユタ州にあるグランピング施設、The Domes。
赤い岩肌の渓谷が壮大につらなるキャニオンランズ国立公園があるモアブの南部にある施設。
インテリアもシンプルナチュラルでちょっとシャビー感もあり、なんとなく岩の渓谷の雰囲気にマッチしていますね。
ハンモックチェアも、なんだかハードボイルドに見えるから不思議です。
欧米から多くのツーリストが訪れる中東も、実はグランピングのメッカ。
昼間は暑く、夜は寒い、寒暖差のある地域でもドームテントが活躍しています。
山々を見下ろす高台にドームテントを設置している、レバノンのOdom Retreat。
夏は比較的過ごしやすい国ですが、冬にはたくさん雪も降って寒くなるそう。
インテリアの雰囲気も、雪景色とぴったりマッチしていますね。
ベッド周りのデザインもおしゃれ。
ちょっとしたアクセントになるインテリアがいい雰囲気ですね。
中東ヨルダンの、赤い砂漠・ワディラムに2017年にできたグランピング施設、SunCity Camp。
ゲストルームの中のインテリアは、ベッドとソファーでわりとシンプル。
中東っぽい柄のベッドシーツから、窓越しの砂漠の砂の色まで、同じトーンでまとまっているから景色の邪魔もせず、外にいるかのような感覚になれますね。
大きなドームテントを使ったレストランは、インパクトがあります・・・!
以上、世界のグランピング施設でのドームテントを紹介しました。
参考にしていただけると幸いです!