手軽に快適なアウトドア体験ができることで人気のグランピング。
コロナ禍でも密を避けながら楽しめるレジャーとして勢いはどんどん増し、日本各地にその土地の利や自然を活かして趣向を凝らしたグランピング施設が続々とオープンしています。
今回ご紹介するのは、千葉県に2023年3月7日にグランドオープンしたTACO GLAMP “THE MEXICO”(タコ グランプ ザ・メキシコ)。
グランピング×メキシカンという、一風変わったコンセプトで非日常なアウトドア泊体験ができるTACO GLAMP “THE MEXICO”の宿泊料金プランや設備・アメニティなどについてまとめました!
TACO GLAMP “THE MEXICO”があるのは、千葉県香取郡多古町。
かつて多古町立常磐小学校があった跡地に作られたオートキャンプ&グランピングの施設です。
ん?多古町?タコマチ?・・・あっ、だからTACO GLAMPか〜!で、タコからタコス、そしてメキシコ、なのか〜と妙に納得ですよね。
様々なグランピング施設の多くがそれぞれのコンセプトで運営されていますが、ここまで「場所の名称」をフィーチャーしているのも珍しいですよね・・・!
それもそのはず、このTACO GLAMP “THE MEXICO”は、元々、人口減少がきっかけで多古町立常磐小学校が廃校になってしまったことをきっかけに、多古町をもっと盛り上げたい、活性化したい、という思いからクラウドファウンディングで資金集めをし、スタートしたプロジェクトなんですね。
町の名前もしっかり覚えてもらえるし、メキシカンな滞在をお目当てに各地からお客さんが来てくれて、町の活性化につながるといいなと思います☆
東京都内からは車で1時間45分、千葉市やつくば市から車で1時間10分、さいたま市から2時間10分と、関東圏からほどよい距離感。
公共交通機関で向かう場合は、まずは成田空港第2ターミナルビル駅までJRまたは高速バスで。
そこからシャトルバスで「道の駅多古あじさい館」まで行くと(所要時間30分)、TACO GLAMP “THE MEXICO”の送迎バスが出ています(要予約、所要時間15分)。
公共交通機関だと少し乗り換えが多かったり、送迎バスの予約が必要だったりしますが、子供連れなどは遠足感覚でいろんな乗り物での移動も楽しめるんじゃないかなぁと思います!
*施設情報*
TACO GLAMP “THE MEXICO”では、オートキャンプとグランピングというふたつのスタイルで宿泊が楽しめます。
旧多古町立常磐小学校は前身の小学校から数えると250年の歴史ある小学校で、グラウンドや屋外プールはもちろん、広い敷地には野球場も併設されていました。
その野球場部分はオートキャンプ場、校舎前のグラウンド部分がグランピングエリアとなっています。
今回は、グランピングエリアにスポットを当てて、4種類の宿泊スタイルを紹介していきますね!
ひとつめは、グランピングで人気のドームテント 。
(参照:tacoglamp.com)
程よくアウトドア感が味わえつつも、室内は快適で天井も高くて居心地が良いことから人気のドームテントが採用されています。
直径6mで、定員は4名、ダブルベッド2台か、シングルベッド4台のいずれかを選択できるシステムです。
ドームテントの内装も、窓から見える景色も、メキシカン。
(参照:tacoglamp.com)
小学校の広い敷地ということで、周りに民家や電柱などなく、非日常感満載!ですね〜。
それぞれのドームテントの横には、BBQハウスが併設されているので、天候が悪い日でも安心してBBQが楽しめます。
(参照:tacoglamp.com)
BBQハウスは軒下が広く設計されているので、屋外の方が気持ち良い日は、テーブルや机を外に出してBBQも気持ち良さそうですね・・・!
(参照:tacoglamp.com)
ドームテントにはペットのわんちゃんや猫ちゃん(うさぎや鳥も!その他応相談)が一緒に泊まれる「ペット同伴可」のお部屋もあり、全体をぐるっと柵で囲ってあるドッグラン仕様になっています。
(参照:tacoglamp.com)
家族の一員のわんちゃんもドームテントでお泊まりできるって、嬉しいですね!
同じドームテントでも、さらに非日常が味わえるのがクリアドームテント。
(参照:tacoglamp.com)
フレームがないので、より開放的に360°周りを見渡すことができるドームです。
最大定員は4名で、シモンズ社のシングルベッドが4台設置してあります。
中が丸見え・・・、でも人目を気にせず休みたい時はカーテンを閉めれば大丈夫。
(参照:tacoglamp.com)
夜はライトアップされてキラキラ、ベッドで夜空の星空を眺めながら眠れるってほんとグランピングならでは。
(参照:tacoglamp.com)
子供たちも喜びそうなクリアドームテント、一度は試してみたいですね〜。
こちらもちゃんとBBQハウスが併設されています!
ころんと可愛らしい形をしたカルパテント、玉ねぎのような形が特徴のコットンテントで、ロータスベルテントによく似たテントです。
(参照:tacoglamp.com)
明るい色の帽子をかぶっているところがまた可愛らしいですね〜!
直径6mと意外に大きく、中も広々としていて、しっかりエアコンも完備で快適。
(参照:tacoglamp.com)
最大定員4人で、ダブルベッドが2台設置してあります。
よりキャンプ感が味わえるコットンテント、小学校の校庭での宿泊ということで、なんだか小さい頃のお泊まり体験を思い出しちゃうようなワクワクがありますね。
内装もメキシカンな雰囲気で統一してあって、遠く異国の地で旅をしているような気分になれそうです。
(参照:tacoglamp.com)
ペットのわんちゃんや猫ちゃんと一緒に宿泊できるよう用意されている、ペットトレーラーハウス。
(参照:tacoglamp.com)
BBQハウスが併設されていて、周りをぐるっと柵で囲んであるので、わんちゃんは敷地内を自由に動き回れます。
海外では比較的ポピュラーなトレーラーハウスですが、日本ではまだまだ珍しい存在、一度は泊まってみたいなっていう人も多いですよね。
中は意外と広々としていて、普通のお部屋のよう。
(参照:tacoglamp.com)
ミニキッチンやトイレまであって、「こんなトレーラーで犬や猫と一緒に旅行したらどんな感じかなぁ?」なんて色々と楽しい想像をしたくなっちゃいます。
やっぱりどことなく欧米の香りがただよっていて、非日常感ありますよね。
(参照:tacoglamp.com)
ペットトレーラーハウスは、ペット同伴でない人でももちろん利用できますが、普段わんちゃんも泊まることが多いため動物アレルギーの人はお控えください、とのことです。
(参照:tacoglamp.com)
グランピングというと、手軽に快適なアウトドア体験ができる、というイメージで、そのための備品やアメニティがよういしてあるイメージですよね。
とはいっても、施設によって用意してあるものはマチマチなので、結局「あるかどうか心配だし・・・」といった理由から荷物が大きくなりがち。
というわけで、TACO GLAMP “THE MEXICOの設備・アメニティをチェックしてみましょう!
トレーラーハウス以外の3つのテントは、それぞれ同様に備品が整えてあります。
エアコン完備、冷凍冷蔵庫やドライヤーなど、宿泊するのに便利なものはひととおり用意してありますね。
テーブルが冬季はこたつになったりと、防寒対策もしっかりしてあるのもポイント◎
地味に嬉しいのがコーヒーセット、挽きたてのコーヒーが飲めるのは嬉しいサービスです。
(参照:tacoglamp.com)
キャンピングトレーラーは、ベッド以外はドームテントなどと同様の設備の他に、上記設備が加わります。
大きく異なるのは、トイレ・洗面・ミニキッチンがあること、またテレビやUSB電源もあって、より便利になっています。
雨の日でも安心なBBQハウスにも、いろんな備品が揃えてあります。
キッチンペーパーや蚊取り線香など、細かい気配りが感じられますね。
BBQや朝食を楽しむための食事用備品も充実しています。
調味料も基本的なものは用意してあるので、個人的に加えたいものがあれば持参すると◎
アメニティはタオルと歯ブラシで、シャワーに行くときにテント内にあるタオルを持っていく感じです。
パジャマは個々で用意するスタイルなので、普段着慣れているものを持参しましょう☆
一部ドームテントとトレーラーハウスはペット同伴可となっていて、専用の備品が用意してあります。
ペットと一緒に利用する際はペット利用規約を確認し、2頭以上など、別途ケージが必要な場合には持参しましょう!
グランピングのお楽しみといえば、食事もそのひとつですよね。
TACO GLAMP “THE MEXICOではどんな食事が楽しめるのか、ご紹介します!
夕食はBBQスタイル。
グランピングといったらBBQ、しかも雨や風でも安心なBBQハウスがあるので、より快適に楽しめますね。
BBQプランにはいくつが種類がありますが、ここではスタンダードプランをご紹介します。
【BBQ食材メニュー例(大人)】
(参照:tacoglamp.com)
元気豚というのは千葉県のブランド豚で、良質な肉質と旨味が特徴だそう。
マリーシャープスは、ハバネロの栽培が盛んな中米のベリーズという国で産まれた辛み調味料で、お料理に辛味と旨味を与えてくれます。メキシコ料理にもよく使われそうですね。
(参照:amazon.co.jp)
【BBQ食材メニュー例(子供)】
キッズメニューもあるのもまた嬉しいですね。
また、未就学児は無料で宿泊できる分、食事はついていない設定になっていますが、キッズメニューが食べられそうで追加したい場合は予約時に変更可能になっています。
朝食は、多古町で作られたお米「多古米」と、多古町の特産「あじさい卵」の贅沢コラボ・卵かけご飯(TKG)がメインディッシュ。
(参照:tacoglamp.com)
副菜もボリューム満点です。
【朝食メニュー例(大人)】
【朝食メニュー例(子供)】
指でつまめるほど弾力があって新鮮なあじさい卵、忘れられない味になりそうですね・・・!
夕食・朝食ともに、食材はBBQハウスの冷蔵庫にあらかじめ用意してあるので、好きなタイミングで調理したり温めて食べられます。
飲み物は別途、管理棟で購入することも可能(15:00~24:00)、また飲食物の持ち込みもOKなので、BBQにプラスしたい食材や好きな飲み物を持参するのも◎
TACO GLAMP “THE MEXICOの料金プランは、時期や曜日によって異なりますが、スタンダードプランの場合
となっています。
上記価格は1室上限の4名利用時の値段で、利用人数が少ないとその分一人当たりの金額が少し高くなります。
早割プランや、食事メニューが異なるプランなどいろいろなプランが用意してあるので、予約時に検討してみてくださいね☆
TACO GLAMP “THE MEXICOは、元々小学校だった場所をリノベーションして作られていて、宿泊と食事だけでなく遊び場所もいろいろあります。
滞在中に利用できる共有設備を最後にご紹介します!
校舎内には、無料で利用できるシャワールームの他、貸し切りで利用できる人工温泉のお風呂もあります(有料:¥2,000 / 60分)
シャワールーム
(参照:tacoglamp.com)
貸切風呂
(参照:tacoglamp.com)
特に小さな子供連れだと、お風呂が利用できたら嬉しいですよね。
この他、校舎内には多目的ルームやカラオケルーム(!)などあるそう、楽しみですね。
小学生が夏の間使っていた屋外プールは、そのままプールとして再利用されます。
といっても、プールサイドにはバレルサウナが設置され、冷水浴ができるプールに。
(参照:tacoglamp.com)
夏の間は雰囲気たっぷりのナイトプールにも変身するとのこと、ますます海外に来たみたいな解放感を感じられそうですね・・・!
(参照:tacoglamp.com)
子供もしっかり遊べるアスレチックがあるキッズエリア。
(参照:tacoglamp.com)
子供が遊べる場所があるって、大事ですよね!
可愛いヤギさんが2匹いて、元気な日には顔を見せてくれるそう☆
グランピングサイトとプールの間の部分には、夜みんなで焚き火をかこめる、キャンプファイヤースペースが。
(参照:tacoglamp.com)
横にはドームのクリスタルナイトバー(19:00〜21:30)もあって、飲み物やスモア、花火などを販売しています。
手持ち花火が楽しめる「花火エリア」もあるので、日が暮れた後もしっかり楽しめますね〜!
(参照:tacoglamp.com)
大きくて立派な体育館は、大人も子供も楽しめるいろんなアクティビティーができるスペースに。
こんな感じで、小学校まるごと楽しめちゃうのが、楽しいですね◎
廃校が、メキシコっぽいカラフルな色でリノベーションされ、オートキャンプ / グランピング施設として生まれ変わる様子は、TACO GLAMP “THE MEXICOのインスタグラムで紹介されています。
シリーズになっていて、少しずつ小学校がリゾート施設になっていく様子がわかります。
廃校になってしまったことは悲しいことだけれど、取り壊しとかではなく、リノベーションしてまたいろんな人の思い出の場所となるって考えると、素敵ですね。
以上、千葉県に2023年3月7日にグランドオープンしたTACO GLAMP “THE MEXICO”の宿泊料金プランや設備・アメニティなどについてまとめました!
参考にしていただけると幸いです。