アウトドアブームやコロナ禍での休日の過ごし方の変化などから、じわじわと増えているのが「山を買う人」。
これまでにも、山を買って自ら開拓してキャンプ場にしたり、グランピング施設を作った人はいらっしゃいますが、芸能人で山を買ったことで有名になったといえばヒロシさんですよね。
ヒロシさんが山を買ったきっかけは、「思う存分、人の目を気にせずソロキャンプを楽しみたいから」でしたが、そのライフスタイルに共感して「自分も山を買って、自分だけの秘密基地を作りたい!」と目標を立てた人は少なくありません。
芸能界でも、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが山を購入したことが話題になっています。
オリエンタルラジオというと、相方の中田さんはシンガポールに移住してしまいコンビで見かけることはなくなってしまいましたが・・・藤森さんは山に自分の居場所を見出し始めた模様。
というわけで、今回はオリエンタルラジオの藤森慎吾さんが購入した山の場所、値段や広さ、そして山の買い方や注意点についてまとめました!
(出典:edutamedia.com/fillllage/)
オリラジ藤森さんが山を購入することにしたのは、自ら運営しているオンラインサロン「FILLLLAGE」での計画のためです。
このオンラインサロンは、実名で登録し、月会費を払った人たちは「村民」となり、藤森さんと一緒に自分たちの遊び場を作ろう!というコンセプトで、遊び場として購入したのが山というわけですね。
一時期チャラ男キャラで活動し、一見都会っ子のように見える藤森さんですが、実は長野県諏訪市出身。
しかも長野県諏訪エリアの観光特使も務めているということで、かなりの地元愛を感じますよね。
そんな藤森さんが購入した山も、地元長野県です。
ちなみに、山といっても山を丸ごと購入したわけではなくて、とある山あいの土地をある区画購入したという感じですね。
個人の私有地のため、詳しい市町村までは公表されていませんが、オンラインサロンに入っている人にはいずれ公開され、村民皆で楽しめるようになると思われます。
オリラジ藤森さんが購入した山の値段は、ずばり1265万円。
そして広さは、600坪でした。
単純計算すると、1坪あたり210,000円ということになります。
この値段は藤森さんがそれまでに見学した他の山の相場からすると高かったとのことで、確かにいわゆる「山はすごく安く買える」というイメージよりは高い感じもします。
例えば、不動産サイトSuumoなどで検索してみると、長野県では坪単価が1000円!とか、1000m2で35万円!なんて土地もあります。
相場的に、決して安い!というほどでもない山の土地を購入することに決めた藤森さんですが、それにはいくつか理由があります。
ただ、藤森さんもこの土地を買うことにした決め手としてあげているように、敷地の中を水道水よりも水質の良い飲み水が湧きだしていることがかなり高いポイントになるのではないかと思います。
藤森さんのYoutubeチャンネルを見る限り、かなりスムーズに水が湧き出していて、飲料水としても、プールとしても十分使えそうな雰囲気です。
山を購入したものの、上水道をひき、水道を設置する工事だけでもけっこうな手続きやお金がかかると予想されるため、それが湧水でまかなえ、さらに月々の水道料金もかからないとなればかなり将来的に得なのではないでしょうか。
売主さんも「1億の価値の湧水がある」と話していましたが、良質の水が湧き出ていることはかなりポイントが高いと思われます。
また、600坪の敷地を囲むように小川が流れていて、その水もヤマメが生息するほどの清流でした。
今後の課題としては、その清流を守るために下水をどのように排出するか、ですね。
もうひとつ、この土地が少し高くても魅力的な点は、元の持ち主さんがちゃんと平らに慣らし、不要な木を取り除き、雑草などの処理もしっかりしてくれている、という点です。
いわゆる「山を買う」というイメージだと、それこそ未開のほとんど手付かずの状態での山を紹介される場合もあり、すると地面はデコボコ、大きな木の根っこがあちこちに飛び出し、平らな場所を広く作るだけでも一苦労・・・なんてこともあります。
平らになっていたとしても、雑草などが生い茂っていて毎週草むしりに追われて、なかなか土地の整備が進まない・・・という声もちらほら聞きます。
さらに、藤森さんのYoutubeチャンネルを拝見すると、購入した土地の後ろの方に民家があるのが分かります。
木を植えるなどすれば視界を遮ることができるほどの距離なので、プライバシーに関しては大丈夫と思いますが、その代わり近くに民家があるということは、近くまで電線が引かれているということでもあります。
ということは、敷地まで電線を引くことも比較的ハードルが低くできるのではないかと予想されますね。
全く電気が来ていない山奥などでは、そもそも電気を引くことができず、発電機などで賄わなくてはならない場合もあるため、この点も大きな利点と言えそうです。
最近、藤森さんやヒロシさん、バイきんぐ西村さんのように山林を購入する人が増えているそう。
主に自然やアウトドアが好きで普段は都会に暮らしている人で、やはりヒロシさんと同様「混んでいるキャンプ場に行きたくない」「自分のペースで楽しみたい」という方が多く、コロナの影響でその数も増加中です。
中にはそのままキャンプ場やグランピング施設へと進化をさせていく人も。
鳥取県の大山にあるFBIのオーナーさんは、自分で山を開拓するところから始めて、自分の理想のグランピング施設を運営しています。
FBI DAISEN鳥取でオシャレにグランピング|クチコミや人気おすすめプランと周辺観光情報
住宅街で土地を買おうと思ったら数千万は必要で、ローンを組まなくてはならないのは必至。
それに比べて、ちょっと頑張れば貯められそうな金額で山が買えるのなら興味がある方は多いですよね。
というわけで、山林を購入するための予算や方法、注意点をまとめました。
山林の購入を検討している人がチェックしているのが、山林バンクというサイトです。
山林売買に詳しい専門家が運営している山林情報総合サイトで、山林の土地を売りたいというオーナーと、買いたいという人の間に入って査定を行なっています。
登録されている物件を選んで検討をすることができるほか、場所や広さ、予算などを伝えて売り土地を探してもらうこともできるので、自分が希望する地域で希望の土地がだいたいどのくらいの値段なのかをチェックして、予算を組んでみると良さそうですね。
ちなみに2021年7月現在オススメに掲載されているのは・・・
千葉県袖ヶ浦市川原 | 2250坪 | 170万円 |
北海道 新登別温泉 | 45000坪 | 1200万円 |
京都市右京区梅ヶ畑 | 72000万坪 | 980万円 |
大きさも値段もかなり幅がありますが、200万円〜くらいから全国各地で売りに出されている山林物件があるようです。
土地だけでなく、その後のメンテナンスや税金(山林だけなら税金は高くないけれど、建物を建てると宅地になって税金が高くなるそうなので注意!)など継続的な予算を組んでおく必要がありそうですね。
ちなみに土地の値段は、その土地までのアクセスの良さ、小川などの有無、生えている木の種類など様々な要素によって査定されています。
上記山林バンク以外でも、Suumoなど不動産サイトでも山林物件はわりと掲載されていますので、興味のある方は覗いてみてくださいね。
前項で紹介したように、山林の値段は土地の大きさだけでなく、アクセスや使い勝手、周辺環境などによって総合的に査定されています。
広くて安いからという理由だけで安易に購入すると、後から困ったことになることも。
例えば、
など、実際に契約して使い始めてから気がつくことも。
自分がその土地で何をしたいか(キャンプ、農業、山遊びetc.)を明確にし、ある程度「こういう山林が欲しい」とイメージして選び、土地の仲介業者さんに必ず間に入ってもらって、プロの目で査定してもらいましょう!
オリラジ藤森さんは、自身の山林を選んだ理由として、
などを挙げていました。
他には、「都心から**時間以内」とか、「高速ICから**分以内」、「近くに日帰り温泉がある」、「**が見える場所」などなど・・・、それぞれに何かポイントを決めると探しやすいです。
移住するならともかく、普段の生活を送りながら通ったりすることを考えると、居住地からあまり遠すぎないほうが良さそうですね。
以上、今回はオリエンタルラジオの藤森慎吾さんが購入した山林の場所や値段・面積と、実際に山林を買う場合の値段や方法に注意点をまとめてみました。
眺めているだけで夢と妄想が広がる山林バンク、お気に入りの土地が見つかると良いですね〜!
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