ここ数年、大ブームになっているキャンプ。
都会の喧騒や、スマホなど情報過多な状態から抜け出して、自然の中で自分と向き合う「ソロキャンプ」も人気です。
ソロキャンプをテーマにしたドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」やソロキャンを楽しむ女子高生の姿を描いてドラマ化もされた漫画「ゆるキャン△」など、老若男女問わずに注目を集めているソロキャンプ。
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その火付け役でありYoutubeチャンネルのファンも多くて「ソロキャン界のカリスマ」となりつつあるのが、芸人のヒロシさん。
ミステリアスなちょいワルオヤジ風なヒロシさんのプロフィールや、キャンプにハマったきっかけ、愛用のキャンプ道具や愛車についてまとめてみました!
(出典:yomiuri.co.jp)
本名 | 齊藤 健一(さいとう けんいち) |
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生年月日 | 1972年1月23日(52歳) |
出身地 | 熊本県荒尾市 |
身長 | 175cm |
血液型 | O型 |
所属事務所 | ヒロシ・コーポレーション |
趣味 | ソロキャンプ・ベース演奏・車・バイク・釣り |
ヒロシさんの本名は、「ヒロシ」ではなくて「健一」さん。
炭鉱夫として働いていたお父さんが、「健康第一」という願いを込めて付けたそうで、弟の康次さんと合わせて「健康」になります。
小学校の時にお笑いが好きで、親に頼み込んで行った「なんばグランド花月」でダウンタウンの出待ちをする多くの女性ファンを見て、「お笑い芸人になったらこんなにモテるのか!」と衝撃を受けたというヒロシさん。
大学時代から本格的にお笑いを目指すようになり、3年間の福岡吉本在籍を経て上京しましたが、なかなか芽が出ず、ホスト時代にはホームレスも経験するなど「生き地獄」を経験しました。
2003年、一旦東京から離れて実家に戻り、2ヶ月引きこもったヒロシさん、その時期にのちにブレークする「ヒロシです」のネタをノートに書き溜めたそう。
「ヒロシ」の芸名は、たまたま家にあった雑誌の表紙に写っていた生島ヒロシさんで、「親しみやすい名前だと思って」採用したそうです。
小学生の時からモテず(先生にすら嫌われていたとか)、イジメられたり、ホストとして苦労した経験などの自虐ネタ「ヒロシです」を持ちネタに、積極的にオーディションを受けたりライブに出演し、ついに2004年ブレークを果たしました。
絶頂期は月収1000〜3000万円が1年ほど続き、最高月収は4000万円にも達して芸人として大成功を納めたかのように思えましたが、実際には極度で人見知りだったヒロシさんは、徐々に芸能界やマスコミに疲弊してしまいます。
極度にあがり症で人見知り、ということでバラエティーのひな壇に出演しても他の人の声が耳に入らない、何を話したらいいか分からないという状態も続き、「ひな壇には出たくない」と言ってスタッフを困らせることも。
テレビ出演の前日には眠れず、テレビ局の前に立つと身体が震えるようになってしまったヒロシさんは、ブレークから5年後、事務所に「もうテレビには出ません」と宣言しました。
しかしプライベートでも常にマスコミの目に晒され、眠れず、だんだん周りの人や友達ですら恐怖を覚えるようになってしまい、ついには自殺衝動まで覚えるほどになったヒロシさん。
生命の危険を感じて精神科を受診し、パニック障害と診断されました。
お医者さんから「趣味を見つけなさい」と言われたこと、パニック障害と診断されたことで病気を受け入れ、薬物治療も受けたことなどから、「無理をしないで自分のペースで生きていくすべを見つける方向」へシフト。
「しくじり先生」で「極度の人見知りなのに芸能界に入ってしまった先生」として自身の病気も公表し、現在は自分で立ち上げた事務所「ヒロシ・コーポレーション」に所属して芸能活動のほか、Youtubeチャンネルの配信、書籍やカレンダーの販売などを行なっています。
(出典:amazon.co.jp)
お笑い芸人としてだけでなく、キャンプ好き芸能人としても注目されているヒロシさん。
2020年3月には、キャンプ好きが高じて関東近郊の山林3000平方メートル(1000坪)を購入したことが話題になりました。
そんなヒロシさんがキャンプを始めたきっかけは、ご両親。小学校の頃に親に連れられてキャンプに行ったのがきっかけで、それ以来たまにキャンプをしていたそう。
でも「ヒロシです」のネタでブレークするまではあまりにもお金がなく、キャンプに出かけるなんてことを考える余裕もなかったそう。芸人として自由にお金が使えるようになってから、またキャンプをするようになったそうです。
当初は、グループで出かける「グルキャン」を主にしていたヒロシさんですが、もともと極度の人見知りという性格もあり、段取りや準備などで人と関わらなくてはならないことがだんだんと苦痛になってきました。
そんな折に、知人が連れてきた知らない人から「焼きそばないんっすか?」と言われたことがきっかけで、グループキャンプではなくひとりでキャンプにいくことを決意。
(出典:plus.luremaga.jp)
実際にソロキャンプを始めた頃は、動物の鳴き声や人の叫び声、木の葉がカサカサ鳴る音など、音に怯えながらのキャンプだったそうで、そんな折に喫煙室でたまたま出会ったうしろシティの阿諏訪泰さんと意気投合、「ふたりでキャンプをするけど、それぞれソロキャンプを楽しむ」という気兼ねないスタイルが始まりました。
その後、同じように面倒な関わりを持つことなく、自由気ままなキャンプを楽しみたいという芸人が集まり、焚火会を結成。
「何人で行こうが、行く時間も帰る時間も、テントもたき火台も、食事も過ごし方も、準備から片付けまですべて各自で完結」という「ソロキャンプグループ」で、それぞれのメンバーが自身のSNSやYoutubeチャンネルで様子を公開しています。
ヒロシさんが基本的にはソロキャンプを楽しみながら、たまに焚火会でソログループキャンプ、という感じで公開しているヒロシちゃんねるはチャンネル登録数も60万人を突破。
キャンプ初心者でソロキャンプに憧れる人は、ヒロシさんのように「同じくソロキャンプがしたい友達と一緒にキャンプ場へ行き、それぞれキャンプをする」ことから始めると、夜なんか不安になる事もなく良さそうですね。
ヒロシさんの無骨なキャンプスタイルや、キャンプ道具などを参考に、ソロキャンプを始めてみようという人も増えてますよね。
参考にしてみたいな〜という人のために、いくつかご紹介します!
ヒロシさんといえば、迷彩色のハンモック。
ヒロシちゃんねるを観て購入した人も多いのでは?
このハンモックは、DD Hammocks DD フロントライン ハンモック マルチカムです。
(出典:amazon.co.jp)
蚊帳も付いていて、そのまま就寝も可能な優れもの。
(出典:amazon.co.jp)
ドラマ「ゆるキャン△」出演の際にも使ってましたね。
地面から浮いているので、ぬかるんだ場所や森の中、傾斜地などでもとりあえず野営できるのがいいです。
ヒロシさんが愛用のタープは2タイプ。
どちらもハンモックと同じDDシリーズ。
迷彩柄のDD Hammocks DD タープ 4×4
(出典:amazon.co.jp)
オリーブグリーンのDD SuperLight Tarp スーパーライト タープ
(出典:amazon.co.jp)
いつもテントを張るという訳ではありませんが、ヒロシさんが愛用しているテントは2種類。
「最初に買ったテント」として愛用しているのは、コールマンのツーリングドームST 1~2人用。
(出典:amazon.co.jp)
重量4.4kgと軽量で、ソロキャンプにぴったりの機能的なテントです。
そして、ヒロシさんが2代目に購入したのが、Snugpak(スナグパック)のスコーピオン2 オリーブ 2人用。
迷彩のハンモック、オリーブグリーンのタープとのコーディネートもバッチリ。
無骨なミリタリー調のキャンプスタイルですね。
ブッシュクラフトをしたり、肉を切ったり・・・、ひとつのナイフでなんでもできちゃうのが男のキャンプ!って感じでカッコいいヒロシさん。
使っているナイフもカッコいい〜!と話題になっています。
このナイフは、Helle knife( ヘレ・ナイフ)の Didi Galgalu。
(出典:amazon.co.jp)
ノルウェーの歴史あるナイフ工房で作られているヘレナイフ、35もの決まった工程を経て丁寧に作られているナイフはお守りでもあり、男の勲章でもありますね。
ちなみにDidi Galgalu(ディディ・ガルガル)はケニア北部の砂漠からつけられた名前で、アフリカ大陸に残されたフロンティアを象徴する名前なんだとか。
焚火会のメンバーからヒロシさんへのプレゼントだそうです。
男のロマンですね〜!
ヒロシさんが焚き火で使用しているケトルは、コールマンのパッカアウェイケトル。
(出典:amazon.co.jp)
持ち手部分の赤いシリコンは取り外して使ってます。
アルミ製で軽くて熱伝導も良いと機能的なのに、見た目が茶釜みたいで渋いのがいいですね。
他にも、ヒロシさんこだわりのキャンプ道具(ギア)、Youtubeのヒロシちゃんねるで紹介されてますので是非チェックしてみてくださいね!
ヒロシさんがキャンプに向かうときに乗っている愛車は、Suzukiのジムニー JA11C。
(出典:ヒロシちゃんねる)
幌車で、天気がいいと幌を外して乗ることもでき、アーミー色のジープって感じでカッコいいです。
元々は「車高の低い車の方がカッコいい」と思っていたヒロシさん。
ソロキャンプ仲間のうしろシティの阿諏訪泰さんが同じくジムニーのJA11Cを購入した際にも、「でも軽自動車でしょ?」「車高が高くてダサい」と思ったそう。
でも、一緒にキャンプに出かけて実際に使い勝手や機能性をみてみると、だんだんカッコよく見えてきたそうで・・・ついに自身も購入することになりました。
2代目のジムニーを選んだ理由のひとつに、「自分が19歳の時の年式だから」だそう。当時流行った曲(少女隊など)を流しながらノスタルジーに浸ったりもするそうですよ〜。
ちなみに、そこまで車にこだわりのなさそうなヒロシさんの所有車遍歴は、
ミニカ→ソアラ→ジャガーXJ→ノア→アルファード
で、アルファードは現在も普段の移動車として使ってるそうです。
今回は、ソロキャンプや焚火会で人気が高まっているヒロシさんのプロフィールやキャンプを始めたきっかけ、愛用のキャンプ道具、愛車のジムニーを紹介しました。
こだわりのギアと車とスタイル、参考にして頂けたら幸いです!